第25話
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ャッジメント》である事を利用して、他の風紀委員の巡回ルートを予め知ることができた。
それに合わせて穴になっている所で無能力者を狩ることが出来た。
風紀委員は「書庫」にアクセスする事も出来たから、無能力者のリストも簡単に作ることができ、さらにこの計画に必要な能力者を見つける事も出来た。
まさか同じ風紀委員が無能力者狩りの首謀者だって、誰も思わないからスムーズに事が運んでいる。」
時雨が楽しそうに話を聞いていた佐天は奥歯を噛み締めて叫んだ。
「ふざけないで!!
能力を風紀委員をそんなくだらない事に利用して、それに何の罪もない無能力者を傷つけるなんて許されると思っているの!!」
佐天の言葉を聞くとさっきまで楽しそうに話していた時雨の表情が、一気に鬱陶しそうな表情になり佐天をにらみつける。
「無能力者が俺に説教か?
学園都市の中ではお前達みたいな無能力者や低能力者はゴミみたいな存在だろう?
そんなゴミが学園都市の治安の為に必要とされているんだから、もっと喜ぶと思っていたんだけどな。」
時雨は指で合図すると何人かの男女がじりじりと佐天達に近づいていく。
出入り口も塞がれているので逃げることは出来ない。
「お前達をさんざん痛めつけても此処には精神系能力者もいるから、俺達の顔もさっき聞いた計画も全部忘れている。
恨むなら力のない自分達を恨むんだな。」
時雨がそう言った瞬間、この工場の出入り口でもある鉄の扉がいきなり爆発した。
その近くに立っていた見張りはその爆風で数メートルくらい吹き飛んでしまう。
「扉を破壊するとはいえ、やりすぎだと俺は思うのだが。」
「あんたが扉の近くに佐天さん達はいない、って言うから派手にぶっ壊したのよ。
こういうのは派手にやったほうが何かといいのよ。」
扉を破壊した爆風で埃などが舞い上がり誰だか確認できない。
だが、佐天はこの二人の声に聞き覚えがあった。
バチバチと電気が火花を散らす音が聞こえ、埃のカーテンが晴れると麻生と美琴が立っていた。
(来てくれた・・・)
麻生と美琴を見て心から安堵する、佐天。
同級生は佐天の安堵する顔を意味が分かっていないようだ。
「ルイコ、あれって・・・・」
「さっき話してた私が憧れている人だよ。」
安堵している佐天とは打って変わって時雨達は困惑している。
それもその筈、美琴の制服とあの電気を見て誰だかすぐに分かったからだ。
「常盤台の「超電磁砲」!!
どうして此処に!?」
「あら?
あんた達みたいな奴でも私の名前を知っているみたいね。
私は佐天さんの友達だから
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