後日談9 バレンタインデー
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あそこに!!」
「分かった!!」
「行かせるな、絶対に捕らえるんだ!!」
色んなボールや物が投げられるが、それを無視して生徒会室に滑り込んで鍵をかけた。
生徒会室は色んな資料や、時々個人情報も扱うため、鍵は二重でかけられ、扉も頑丈になっている。
鍵も生徒会長か、副会長、先生方しか持っていない為、普通の生徒では絶対に開けられない。
「ふう………これで一安心」
「だけどどうやって帰る?」
「いっそこのまま転移するか。ラグナル無いから余り遠くにはジャンプ出来ないけど、あいつらにバレないくらいなら………」
「零治、許可無く魔法使っちゃ駄目だって言ったよね?」
そんな声が聞こえ、部屋の中を見るとソファーに座っているアリサ、フェイト、そして桐谷がいた。
「………何でいるんだお前ら?」
「俺は帰る途中に忘れ物に気がついて学校に来たら、SBS団に見つかって追いかけられたから早々に生徒会室に逃げ込んだ」
「わ、私はれ、零治に渡したい物があったから………」
「私も………」
そう言うと気まずそうにお互いを見る2人。
「俺に………もしかしてチョコか?だったら日中渡してくれればよかったのに………」
「いやでも………」
「星達がずっと張り付いてたじゃない………」
「別に気にしなくても………」
「そこまでだ、流石にアイツらやりすぎだな………」
桐谷がそう言った瞬間、ドン!ドン!と扉にぶつかる音が聞こえた。
「扉を壊すつもりなの!?」
アイツら………いくらなんでもやりすぎだ………
無駄な時間を浪費させられ、星達と過ごすバレンタインデーを邪魔され………
「………もう頭にきた………アイツらこらしめる」
そう言って扉へ向かう零治。
「だったら手伝うよ。俺ももう帰りたい」
「なら俺もだ。これ以上副会長としても見過ごせない。」
「ちょっと、桐谷!神崎!」
しかし、3人は扉の前に立ち、零治が鍵を開け、扉を開けた。
「「「「「!?チョコよこせー!!!!」」」」」
叫びながら突撃してくるSBS団。
「うるさい」
一番最初に突っ込んできたSBS団の男子の頭を掴み止める零治。
「やりすぎだよ、追いかけっこくらいならまだしも、扉を無理矢理破ろうだなんて………」
「零治は滅多にキレないが、キレると容赦がないから覚悟した方がいいぞお前ら。」
神崎と桐谷も負けじと上手く押さえつけ、首筋に手刀を当て、沈黙させる。
「中学生の動きじゃ無いわね………」
「3人共高ランク魔導師だからね」
その後も3人の勢いは留まること知らず、結局10分後には………
「あ〜あ………」
「一体どうするのよコイツら………」
生徒会室の前にSBS団の男子
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