後日談9 バレンタインデー
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「「「「チョコよこせー!!!!」」」」」
「絶対渡すか!!」
「みんな、いい加減諦めろ!!」
「うるさい、裏切り者!!お前は必ず捕まえる!!!」
「………もし加奈のチョコ取られたらマジで零治、襲うから全力で」
「いや、SSSランク魔導師でマジでこられたら塵一つ残らないんだけど………」
「だったら絶対に逃げ切るぞ!!」
しかしそんな時、目の前にSBS団の面々が立ちふさがった。
「神崎!!」
「おう!!」
「来たぞ!!捕らえろ!!」
真っ直ぐ向かってきたSBS団。その特攻ぶりは怪我などお構い無しと言った勢いだ。
「神崎、机を蹴って避けるぞ………」
「机………?あれか!!」
壁に並べられた机を見つけた俺はその机に飛び乗り、思いっきりジャンプした。
「なっ!?」
「まさか!?」
「神崎、来い!!」
「おし!!」
神崎も同様に机に飛び乗り、思いっきりジャンプした。
しかし………
「うごっ!?」
「あっ、ごめん………」
一番後ろにいたSBS団の顔面を踏んずけたが………
「………まあ自業自得だから気にするな」
「あ、ああ」
「くそっ、突破された!!」
「追いかけろ、チョコを奪え!!」
その後もいつも以上にしつこいSBS団に追いかけられ続けた………
「零治、どこに行ったのかしら………?」
アリサは放課後1人で学校をさ迷っていた。
本当はもっと早くチョコを渡す気でいたアリサだったが、零治から片時も離れない星達3人のせいで中々渡せずにいた。
放課後になってやっと星達と離れたのでチャンスだと思い、探しているのだが………
「どこにもいないじゃない………」
さっきから聞こえるのはクラスの男子の奇声ばかり。
流石に騒がしいと思った先生方が止めに入っているが、執念を感じさせる勢いに止めようがなかった。
「私はどうしていつもこう………」
諦めそうになるアリサ。
時間も放課後から1時間経過していた。
「………最後に生徒会室に行ってみよう」
重い足取りでアリサは生徒会室に向かった………
「はぁ………」
こちらもアリサ同様零治を探していたフェイト。
アリサとは違い、何度も零治の姿を見つけたフェイトだったが、声をかける前に零治は行ってしまい、声をかけられずにいた。
「全く………私達のクラスの男子は本当に余計な事をするなぁ………」
文句を呟きながらフェイトは生徒会室へ向かう。
零治ならあそこに行くんじゃないかという勘でそう決めたフェイト。
「「あっ」」
そしてアリサと鉢合わせた………
「神崎、生徒会室だ!!
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