後日談9 バレンタインデー
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いと分かれば一斉に襲ってくるかもしれない。
「今まで貰ったチョコは星達に任せればチョコは問題無いだろう、後は無事に家に帰るかだな………」
そうと決まれば星達に………
「レイ、話があります」
「僕も」
「我もだ」
「ああ、ちょうどいい。俺もお前逹にお願いが………って何でそんなに力一杯引っ張るんだ?」
「いいから!!」
そう言って3人は俺を教室から引っ張っていった………
「あらあら………まあ頑張りなさい零治君。………さて私もはやてちゃんと桐谷君にチョコ渡してさっさとご飯食べましょ」
その後俺は星達に涙目で昼休み中説教を受けていた。
昼飯ぃ………
放課後………
結局チョコを家族の分含めて20個近くもらった俺達ははやてからもらった紙袋になんとか詰め込み、持って帰ることにした。
因みに圭はさっさと部活に、良介は渚と帰った。
神崎は恐らく加奈と会っているのでは無いかと思う。
そして廊下に出て、いざ帰ろうと思ったとき、生徒会室に忘れ物をしたままだったのを思い出した。
「悪い、俺はちょっと生徒会室に行って忘れ物取ってくるから先に帰っていてくれ」
そう言うと途端に3人の顔が不機嫌になった。
「女の子との約束があるのですか………?」
「………俺の話聞いてた?」
「今までのレイを見てて信じられないよ!」
そう言われもな………
「生徒会室なら我も付いていこう、別に問題ないだろう?」
「………まあ別に………いや、やめた方がいい」
「レイ?どうしたと言うのだ?」
「横目で教室の方を見てみろ………」
3人とも俺に言われた通り、そっと横目で教室の方を見ると………
「チョコ………」
「チョコ………」
「チョコ………」
「チョコ………」
とこちらを睨んでいるSBS団が。
「皆さんどうしたんです………?」
「チョコをもらえなかった悔しさ、妬み、恨みが最高潮まで高まり暴走寸前まで来てるんだろう。せっかく作ってくれたのに無駄にするのが流石に失礼だろ?だから俺が囮になるからチョコを頼む」
「わ、分かった」
夜美の返事を聞いた俺は再び教室に入った。するとそれがスイッチだったのか、ゆっくりと立ち上がるSBS団。
そして………
「チョコを………よこせ!!!」
一斉に襲いかかってきた。
「じゃ、頼んだぞ!!」
そう言って俺は走り始めた………
「あれ?零……!!」
「待て神崎、逃げるな!!」
俺の後ろから追いかけてきたSBS団を見て、後ろに走り出す神崎。
「1人だけ逃がすか!!」
「こっち来るな!!」
しかしここは狭い学校の中、道も限られる為、自然と神崎も巻き込まれた。
「
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