後日談9 バレンタインデー
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か謎だが、とても上手く出来ていたとアギトが言っていたのでよほどの自信作なのだろう。フェリアがさっさと行った後ゆっくりと教室へ向かっていた俺達だったが、行く途中後輩の女の子からもらったり、先輩達からからもらったりと既に結構もらった。
………まあ全部義理だけど。
「………モテモテですね、レイ?」
「えっ、何睨んでるの?」
「言わないと分からない?」
「………いやでもせっかくもらえるんだし、用意してもらったのに断るのは失礼かなと………」
「ほう………?」
あの………星さん、ライさん、夜美さん、怖いんですけど………
「そんなにチョコあるなら私達のは要りませんね」
「そうだね。一杯あっても食べられないだろうし」
「仕方がないから自分達で食べるとするか」
「ちょ!?それは無いだろ!!せっかく楽しみにしていたのによ………」
「「「楽しみに………?」」」
「ああ、だって今回はいつもと違うからさ」
そう、お互いの気持ちを言い合って、家族以上に大事になった3人。
その3人との初めてのバレンタインデーなのだ。
期待しないほうがおかしい。
「そ、そうですか………」
「そ、そうだよね………」
「す、済まなかった………」
「いいよ、だけど凄く期待してるからな」
「「「わ、分かった」」」
「とりあえず教室に行こうぜ」
そう言って俺達は教室へ向かった。
「おっ、来た来た!」
教室に入るとすぐさま近づいてくるはやて。
手には大きな紙袋を持っていた。
「ほな、零治君達にもチョコプレゼントや。家族みんなで食べてな」
「おっ、まさかの全員分用意してくれたのか!?」
「まあ零治君だけはちょっと多いけどそれは堪忍やで」
「いや、嬉しいよありがとうはやて」
お礼を言って大きな紙袋から出した2回りくらい小さい紙袋を受け取った。
「「「レイだけ多い………?」」」
「そや。リィンやヴィータ、シャマルは………私が代わりに作ったんで安心してええよ」
「「「!?」」」
リィンやヴィータやシャマルさんまで………
「本当ありがとな。ちゃんとお礼は返すよ」
「期待しとるよ。それじゃあ加藤家の面々にも渡しに行ってくるわ」
そう言ってはやてはさっさと教室を出ていった。
「シャマルさんまで………なんだか悪いな………」
「そうですか?内心は飛んで喜びたいのでは?」
「そうだよね、レイはお姉さんが好きだし」
「エロ本もそう言うのが多いしな」
「おい夜美、そのカミングアウトは止めてマジで!」
とまたもや不機嫌になる3人。
またか………と思いながら、ご機嫌取りをしようとした時、タイミング悪く今度はなのはがやって来た。
「あっ、零治
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