後日談9 バレンタインデー
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マルが説明した。
「シグナムは誰かにチョコを送ったりしないの?」
「そんな相手は居ないな。そう言うシャマルはどうなのだ?」
「零治君にいつもはやてちゃんがお世話になってますってあげるつもりよ」
「………作るのか?」
「本当はそうしたいのだけどはやてちゃんがどうしても駄目って………」
(流石は主はやて………これで死人を出さすにすむ………)
そう思ったシグナムであった………
「ザフィーラはチョコ無しな。チョコは犬には毒やから」
(あ、主………私は犬では………)
高町家………
高町家のキッチンではエプロン姿のなのはがせっせと作業をしていた。
「あら?なのはチョコ?」
「うん、明日みんなで配りっこするの」
「男の子には?」
「零治君と桐谷君、後ユーノ君にもあげようかなって」
そう言って作業に戻るなのは。
これ以上邪魔してはいけないと思った桃子は静かにキッチンを後にした。
「どうだ?」
「う〜ん、やっぱり友達って感じね。零治君も桐谷君もユーノ君も男性として好きって訳じゃないみたい」
「そうか………なのはは女の子が好きって事は無いよな?」
「それはない………筈。」
「………そろそろ恋なんかも知ってもらいたいんだがな………」
「そうね………」
と、なのはを遠くから見て話す、両親だった………
ハラオウン家………
「フェイト、食べて良い?」
「ダメだよアルフ、これはレイ………」
「レイ………?」
「………な、何でもない」
と、うっかり渡す相手を話しそうになったフェイトだったが、辛うじて言う前で気がついた。
これがエリオなら気がついたのかもしれないが、アルフは零治に会ったことが無いため気が付かなかった。
「じゅる………」
「ダメだって………ほら、こっちならあげるから」
「わあっ!ありがとうフェイト!!」
そう言ってアルフはチョコを加えてソファーに走っていった。
「ふふ、青春ね………」
そんなフェイトをドア越しに見ているリンディだった………
有栖家………
「ねえ星お姉ちゃん、これで良いの?」
「ええ、上手ですよキャロ」
そんな星の答えに自然と笑顔が溢れるキャロ。
「星、私は?」
「………優理、その顔は誰?」
「レイ」
「自分で自分の顔を食べることになるのはキツイのでは………?」
「………まあ気持ちは人それぞれですよ夜美」
「嫌いと言っている様に思えるのでは………?」
「レイなら分かってくれますよ」
「そんな事よりも上手く出来ないよ〜!!」
と涙目で訴えるライ。
そんなライを見て、星と夜美はため息を吐いた。
「ライはもっと慎重にやら
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