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真・恋姫†無双    これはひとりの仙人無双
最早鬱である
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や、教室に入ろ。
瞳はもはやほとんど光を持っていない。ただ何か動きを決められたロボットのように彼女は動くだけだった。
ガラガラッ
教室に入ってきた彼女にクラスメイトたちの視線は集中した。
そして、再びヒソヒソと話をする者たち。
猛禽類のごとき目元に変わった女子生徒もいた。
気だるそうに、ゆっくりと自分の席に向かい、倒れこむようにして席に着く。
その瞬間に、生徒が波のように押し寄せた。
「ねえねえ、付き合ってたんでしょ?八意先輩死んじゃったてテレビで出てたけど本当?」
「もしかしてあの噂の狼について何か知ってたりしないのかい?」
「大丈夫?」
「何か遺品もらったりした?」
「葬儀はいつ?」
「お前彼氏死んでどうするの?」
「昨日も一緒に帰ったって聞いたよ」
「ていうか下校途中の装備じゃなくて完全に戦闘装備だったらしいじゃん」
「しかも綿月の家への道の途中だったんだって」
「まじで?もしかして八意先輩綿月殺す気だったとかで、先に気づいたこいつが狼送り出したとか?」
「ギャハハ、そりゃねえよ」
この学校、レベルや程度が低いのはわかってた。
学力も低いし、目立った部活動の実績といえば、先輩を筆頭にまともだった武道系だけ。ほかはまともじゃない連中ばっかだった。
だめだ、殺したくなる。
今なら素手でもこいつらまとめて3分で殺す自信がある。
掴む、投げてぶつける。連打、連打の繰り返し。
嫌になる。
「おいおい、でどうなのよ?」
「うるさいっ、先輩あ死んだってのになんなのその態度は。まるで死んだことを喜んでるみたい。ふざけるなっ。死とは悲しむものであり喜ぶものではないっ!!」
「お、おいおい。んなに怒るなって」
「黙れ、それ以上言うと自分に歯止めが効かなくなる」
あはは、じぶんでも今の自分がおかしいことぐらいわかってる。
こいつら相手に何怒ってるんだか・・・・・。姉さんに怒られちゃうなぁ・・・・・。
そういえば先輩って休み時間とかに屋上にいたっけ?
どうせ寝るんだから、屋上に行ってこよ。







「高いなぁ・・・・・・」
風は心地いいし、雲も少ない・・・・・。
帰ろうかな?どうせ姉さんだって学校に来てないんだし、私もたまにはいいよね?
帰りには、あそこによって帰ろうかな?
まだ警察の人とかいるのかな?
『2−1、18番綿月依姫、至急校長室にまできなさい、繰り返します・・・・・』
知らないわ、私は帰るもの。
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