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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十一話 情報共有
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査依頼とフェイト・テスタロッサちゃんの身元確認とその血縁に関して調べてみますね」
リンディ提督の言葉に、しっかりと頷いたエイミィさんが部屋を後にする。
俺が知る情報は少ないが、こうしてフェイトの背後に誰かいる事を話すことで、俺では調べることができない情報を管理局に調べさせ、そこから情報を手に入れればいい。
全てはそこからだ。
あと俺が知る情報としては話していないフェイトのマンションの情報があるが、恐らくもうあそこにはいないだろう。
俺と時空管理局がどのような関係かはフェイトは知らない。
確かに最後にフェイトと別れた時の状況では俺と時空管理局が敵対していると判断されてもおかしくはない。
しかし今でも俺と管理局が敵対していると判断するにはフェイト達には情報が足りない。
もし俺ならば自分の自宅を知っている者が敵対者と接触した場合、自宅の情報が間違いなく敵対者に知られていない事が証明できるまでは自宅には近付かない。
そんな事を考えていると
「あと士郎君に要望があるのだけどいいかしら?」
「要望の内容にもよりますが」
リンディさんが口を開いた。
要望って何だ?
魔術の知識・技術に関することか?
いや、それは俺が断ることはわかっているだろう。
「なのはさんの事はこの前の戦闘データで魔力値などはわかってるのだけど、士郎君のデータがほとんどないのよ」
それはそうだろう。
魔法とは全く違う魔術だ。
だからこそ余計な情報は与えないように注意してきたのだから。
「協力関係を結んでいまさらで悪いんだけど、クロノと模擬戦をして実力を見せてくれないかしら。
じゃないと一般協力者の実力も把握してないのに管理局管理の下で戦闘に出した、なんて話しになったらこちらの責任問題に発展しかねないのよ」
そう言うことか。
確かに戦闘能力がない者を戦闘に使ったりすれば責任問題に発展するだろう。
組織においてそれは間違いないだろう。
それに実力がわからなければ協力して戦闘を行った際に戦略が立てることが難しい。
だが俺の情報がほしいというのはそれだけではないだろう。
俺のデータがほとんどない現状では、万が一敵対した場合、強硬な手段に訴えることが出来るのか。
それとも下手に戦闘する事自体が間違いないのかの判断基準がない。
要するに
「少しでも情報がほしいといったところですか」
「そう取っても構わないわ。
こちらとしても士郎君に出撃の要請をしていいのかすら曖昧ですもの」
リンディ提督の言葉に内心でため息を吐く。
契約の際にこちらの要望は全て受けてもらっているのだ。
ここまで来て一方的に管理局側の要望無視するわけにもいかないだろう。
「は
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