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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十一話 情報共有
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れからよろしく」
「衛宮士郎です。よろしくお願いします」
「高町なのはです」
「ユーノ・スクライアです」
「了解。士郎君になのはちゃん、ユーノ君ね」

 エイミィさんが自己紹介をしたので改めて俺となのはも自己紹介をしておく。
 執務官補佐ってことはクロノのパートナーか。
 それにしても通信主任も兼任とはクロノといい、エイミィさんといい若いのに大した役職だ。
 とりあえずプライベートの事は時間が空いた時に話すとして

「ではまず俺達が知る限りの情報を改めてお話しいたします。
 ジュエルシード21個内、1個は破壊し、現在私が所有しているのは1個。
 そして」

 なのはに視線を向ける。
 その視線になのはが答え、レイジングハートを掌に乗せる。
 それとともに5つのジュエルシードが浮かび上がる。

「私が持っているジュエルシードは5個です」
「さらにもう一人のジュエルシードの探索者、黒の服の魔導師、フェイト・テスタロッサ。
 彼女が所有するジュエルシードが3個です」
「つまり残りのジュエルシードは11個という事ね」
「はい」

 既に半分は回収され、どちらかの手にある。
 余りのんびりしていると遅れをとる事になる。

「士郎君が言っていた黒い魔導師の子、フェイトさんの情報はそれだけではないでしょ?」

 リンディ提督が俺を見据える。
 よくわかっている。

「はい。フェイトに海鳴市に侵入した直後接触し、ジュエルシードを集める理由を問うた事があります」

 もっともフェイトとの直接の出合いは故意的に接触しというよりは偶然出会ってしまったの方が正しいのだが。

「彼女自身はジュエルシードを集めて何かするつもりはないようですが、集める様に命じた彼女の親の事が気になります」
「フェイトさんの親が裏でフェイトさんに命令をしているということですか?」
「恐らくはですが。
 そして、気になるのがユーノが言っていたジュエルシードの輸送中の事故」

 俺の言葉にリンディ提督達も気がついたようだ。

「あの事故も故意的に起こされたモノだと?」
「可能性は高いでしょう。
 ジュエルシードを狙っている者がいて、偶然にも事故が起きて、散らばったジュエルシードを管理局よりも先に回収して利用する。
 そんな話はあまりに出来過ぎでしょう」

 可能性が高いと言ったがほぼ間違いなくジュエルシード輸送中の事故は間違いなく故意的に起こされたものだろう。
 あれだけの高魔力を秘めたジュエルシードを利用するのだ。
 偶然目の前にあったから使用するなどというのは危険すぎる。
 前もって目的のためにうまく利用できるモノとして調査しているはずだ。

「わかりました。エイミィ」
「はい。輸送中の事故の再調
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