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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十一話 情報共有
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これは問題だろ。
人間という事を隠してフェレットの姿で高町家をはじめとする色々な方々と交流をしていたのだから。
しかも、温泉の時にはフェレットの姿で女風呂にまで行っている。
恭也さんや士郎さんが知ったらどうなることやら。
最低でも腕の一本。
最悪なら首だな。
「クロノ、とりあえずジュエルシード云々の前にユーノ・スクライアの犯罪の取り締まりをしないか?」
「は? こいつ犯罪なんてしてるのか!」
「し、してないよ! いきなり何言うのさ!」
俺の言葉にクロノがユーノに詰め寄り、必死に首を横に振るユーノ。
しかし、犯罪をしてないだと?
アレを犯罪という自覚がないのはまずいだろう。
「忘れているなら言ってやろう。
連休の温泉の時、自身が男という真実を隠し、なのは達と共に女風呂に入ったではないか。
ユーノ・エロクライア」
「スクライアだ! って違う。
アレはそんなつもりじゃ」
じりじりと追い詰められる淫獣ユーノ
その時、ユーノが何かを閃いたかのような表情をした。
この状況をどうこう出来るモノがあるとは思えないが
「君だってなのはと一緒にお風呂に入ったじゃないか!」
「あれはお互い同意していたから問題はない」
まあ、同意していたとはいえ一緒に風呂に入ったなど恭也さんが知ったら襲いかかってくる可能性が、いや絶対に襲いかかって来る。
これは別の問題として対応を考えておこう。
「さあ、恭也さん達に捧げられるのか。
ここで罪を認め、償うのかを。
選ぶがいい、ユーノ・エロクライア
まあ、前者は腕の一本、いや首を差し出すぐらいの覚悟しておいた方がいいだろうが」
「だからスクライアだ!
それに士郎さんと恭也さんがそんなことをするはずが」
「ないと言えるか?」
俺の一言にユーノが固まる。
「高町家で生活していたなら、士郎さんと恭也さんのなのはへの溺愛っぷりは知っているだろう。
ましてあの時、恭也さんの恋人である忍さんを始め、美由希さんやアリサ達までいたのだ。
恋人と妹の裸を見た相手を恭也さんがどうするかなど考えたくもないし、私は全力で遠慮したいがな」
俺の言葉にユーノは冷や汗をダラダラとかいて、顔色は真っ青を通り越して蒼白になっている。
「ごめんなさい。
僕が悪かったです。
許して下さい」
物凄い勢いでなのはに謝るユーノ。
「にゃはは、いいよ。
恥ずかしいけど、許してあげるから。
士郎君も脅かし過ぎだよ。
お兄ちゃんがそんなことするわけないよ」
「む、少し誇張していい過ぎたか」
「そうだよ」
「それはすまない」
なのはは笑っているが、恭也さんは誇張でも何でもなくやるぞ
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