第百二十話 自由と運命
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声をあげる。
「ザフトは何を仕掛けてきたというのだ!?」
電磁波の嵐が荒れ狂う。それは敵味方を問わず襲った。
これにより異変が起こった。連邦軍の戦車等が急に動きを止めたのである。
「なっ」
「これは一体」
「友軍の戦力が極端に落ちました」
ミドリが報告する。
「稼働率が一割を下回っています。電磁波の影響です」
「クッ、ロンド=ベルのマシンは」
「コンバトラーとボルテスに若干の影響が見られるようですがそれ以外は」
「そうか。それは何よりだが」
「ですが電磁波のせいで連絡がとりにくくなっています。このままでは」
「まずいな。指揮が」
「はい」
「ここは各員に期待するしかないか」
ロンド=ベルの面々はまだ戦闘を続けられた。だが戦闘能力を失った連邦軍の部隊は次々に撤退するか降伏するしかなかった。白旗を揚げる部隊もあった。
「降伏する部隊への攻撃は停止せよ!」
タリアは危急の際の非常通信を入れた。それで無差別攻撃を止めさせようとした。
だがそれが耳に入っていない部隊もあった。彼等は白旗を掲げる連邦軍の部隊にも攻撃を仕掛けようとする。
「貴様等っ!待てっ!」
そんな彼等にイザークが叫ぶ。
「相手をよく見ろぉっ!」
「えっ、ジュール隊長」
「敵はもう白旗を掲げている!攻撃をすれば貴様が軍法会議にかけられるぞ!」
「は、はい!」
「そ、そうでした」
その言葉に従い攻撃を慌ててロンド=ベルに向ける。とりあえずイザークは自分の部下達は制止出来た。
だが。そうはいかない部隊もあった。彼等は戦闘の興奮のまま連邦軍の部隊に攻撃を仕掛けようとする。
「こ、こちらに攻撃を向けています!」
「馬鹿な!降伏を認めないというのか!」
ミサイルが彼等に襲いかかる。だがそのミサイルが突如全て空中で謎の爆発をした。
「えっ、あれは」
「ラミアス少佐」
通信を復活させたルリがアークエンジェルに通信を入れてきた。
「アークエンジェルの艦橋の上に人がいます」
「えっ、艦橋に!?」
「まさか。今は戦闘中だぞ」
ナタルはそう言ってそれを否定する。
「艦橋の上に人なぞ」
「いえ、その」
今度はキラがモニターに出て来た。戸惑った顔を見せている。
「今からそちらに映像送りますんで。その」
「!?どうしたのだ一体」
まだナタルは事情がよくわかっていない。
「そんなに戸惑って。君は少し・・・・・・何ィ!?」
ナタルはその映像を見て我が目を疑った。
「か、艦橋の上に人がいます!」
ミリアリアが叫ぶ。
「ば、化け物か!」
「あ、あれは」
マリューも驚愕の顔で見ていた。
「マスターアジア」
「あれが」
「フハハハハハハハハハハハハハハ!」
マスターアジアはアークエンジェルの艦橋の上で腕を組み高笑いをしていた。
「コ
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