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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百二十話 自由と運命
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「実は彼女はフリーダムを奪取したようなのだ」
「フリーダム!?あの新型を」
「そうだ。そのままバルトフェルド将軍達と共に行方をくらました」
「馬鹿な、何故」
「知らなかったのか」
「え、ええ」
戸惑いを隠せないまま答えた。
「まさかそんなことが」
「ならいい。それでだ」
「はい」
「そのフリーダムがアラスカに舞い降り今パナマで我が軍と戦っている」
アスランにとってはもう何が何なのかわからない話になっていた。
「貴官の任務はその新型ガンダムを奪還、若しくは破壊することだ」
「破壊ですか」
「あのガンダムは我がプラントの技術の粋だ。それが奪われては」
プラントにとってまずいことなのは言うまでもない。連邦に下手な外交材料を与えることにもなる。
「わかったな。貴官にも新型ガンダムを与える」
これは最初から予定されていたことである。
「それでフリーダムに向かえ。いいな」
「わかりました」
アスランはこうしてジャスティスを受け取った。そして彼の運命も動きはじめたのであった。
パナマでは場所が変わっても戦いが続いていた。とりわけキラとシンの戦いは熾烈なものであった。
「これで!」
シンが手の平からの攻撃でフリーダムを破壊しようとする。だがキラはそれを紙一重で左にかわす。
「くっ!」
「かわしたかストライク!」
シンはそれを見て叫ぶ。
「まだあがくつもりか!」
「あがいているんじゃない!」
キラはシンに対して言い返す。
「僕はやられるわけにはいかないんだ!」
そう叫んで間合いを離した。そしてフリーダムのビームを一斉に放つ。
「こんなところで!」
「その程度の攻撃で!」
シンは自分に向けて一斉に放たれたフリーダムのビームを前にしても怖れてはいなかった。
「俺を殺せると思っているのか!」
何とデスティニーが分身した。それでフリーダムの攻撃を全てかわしてしまった。
「なっ、分身!」
「何だあのガンダム!」
サイがそれを見てアークエンジェルの艦橋で叫ぶ。
「ミラージュコロイドを使って分身した!」
「とんでもない性能です!キラのガンダムよりもまさか」
「あれ、少なくとも接近戦かなり強いよ」
ミリアリアとサイも言う。
「それにあのパイロット」
「副長」
マリューがナタルに声をかける。
「助けに行けないかしら」
「今の状況では」
だがナタルは残念そうに首を横に振るだけであった。
「まだ敵が周りに展開しています。ですから」
「そう。仕方ないわね」
「はい。ここはヤマト少尉一人で」
「くっ」
「どうした!その程度か!」
シンは今度はビームライフルを放ってきた。
「御前は正しいんだろう!じゃあ俺を倒せる筈だ!」
「倒すとかそういう問題じゃないんだ!」
キラはシンに対して叫ぶ。
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