第百二十話 自由と運命
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ラクスは言う。
「私の同志達と共に」
「他にもいるのですか」
「はい、そして今はミネルバもまたロンド=ベルに入っている筈です」
「タリア艦長もですか」
「連邦とプラントは戦うべきではありません。ナチュラルもコーディネイターもないのです」
「・・・・・・・・・」
ラクスの言葉に沈黙してしまった。何も言えなかった。
「その為に私もまたロンド=ベルに」
「そして俺も」
「キラもまたロンド=ベルにいます」
「そうなのですか」
「ですから貴方もまた」
「ジャスティスと共に」
「わかりました」
アスランも遂に頷いた。
「では俺もまたキラと共に」
「はい。人類を救う為に力を貸して下さい」
「わかりました。しかしラクス=クライン」
アスランはラクスを見てすっと微笑んだ。
「何か?」
「貴女は。俺が思っていたよりもずっと素晴らしい方なのですね」
「うふふ」
ラクスもその言葉に微笑んだ。そして笑顔で手を握り合う。アスランもまた運命の中に入った。今運命はキラとシン、そしてアスランも巻き込んで大きなうねりになろうとしていたのであった。
第百二十話完
2006・10・13
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