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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百二十話 自由と運命
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「よし、これで決まりだ」
「新しい四天王のメンバーだな」
「えっ、僕もなんですか?」
「ははは、そうだ」
グン=ジェムはその巨大な口を開いて言った。
「わしの部下は四天王といってな」
「はあ」
「今はロンド=ベルにいるミンがいたのだ」
「ミンさんっていうとあのチェーンソーを持った」
「おっ、知っているのか」
「何度もお見かけしましたので。強いですよね」
「うむ、頼りになる」
「女だけれど色気がないしな」
「あいつはそれとは完全にな」
「ち、ちょっとは可愛くなれ」
「面白い人みたいですね」
「最高に面白い奴だぞ」
「一度御会いしてみたいような」
「ははは、それは戦争が終わってからにしろ」
グン=ジェムは顔を崩して笑って述べた。
「今はまだ物騒だからな」
「はい」
「じゃあ三日後でどうだい?」
ガナンが提案してきた。
「オーブに向かうのは」
「おう、それでいいな」
グン=ジェムはそれに頷く。
「じゃあそういうことで」
「坊主、御前は俺と一緒に来てくれ」
「ジンさんとですか」
「そうだ、偵察にな。いけるな」
「任せて下さい」
ブリッツはその為のものである。ならば適任と言えた。
「よし、これで決まりだ」
「み、三日後が楽しみ」
ニコルは完全にグン=ジェム隊に受け入れられその中でオーブに向かおうとしていた。それが新たな運命のはじまりであった。
アスランはプラントに戻っていた。そこでは何かと騒がしかった。
「どうしたんだ、これは」
彼はプラントに着いてすぐにそれに気付いた。
「何かおかしい」
軍人達が慌しく動き回っている。彼はそれを見ていたのである。
「何があったんだ」
「アラスカとは連絡が取れないのか」
「ああ、どうやらパナマにいるらしい」
「パナマ!?どうしてそこなんだ」
軍人達は基地で話している。
「わからん、どうやら瞬間的に全軍移動したらしい」
「馬鹿な、あれだけの数がか」
「どういうことなんだ」
「それもわからん。一体」
「それでロンド=ベルや連邦軍はどうなった!?」
「彼等もパナマにいるらしい。それでまだ交戦中らしい」
「ううむ」
「何が一体」
「スピットブレイクが失敗したのか?」
アスランはそれを聞いてまずはこう思った。
「いや、おかしいな」
だがそれはすぐに思い直した。
「それにしてはパナマで戦っているなんて。これは一体」
「あっ、アスランさん」
ここで緑服の少年兵が彼に声をかけてきた。
「どうしたんだい?」
アスランは落ち着いた静かな様子で彼の方を振り向いた。不安は表には出していない。
「議長がお呼びです」
「議長が」
「はい、是非こちらへ」
「わかった、すぐに行くよ」
アスランはパトリックのところに向かった。この
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