第百十七話 開かれる運命の扉
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みたいです」
ニコルがアスランに言った。
「僕達はロンド=ベルの後方にいますから。ただ」
「もう来てるぜ、敵さんがよ」
ストライクとメビウス、そしてスカイグラスパーが彼等に向かって来ていた。
「用意がいいことだ」
「全機散開」
アスランが指示を出す。
「そして各個で敵に対する。いいな」
「了解」
それぞれのコクピットからそれに応える。そして陸と空からロンド=ベルに向かうのであった。
ザフトも来ているのはロンド=ベルにもわかっていた。だが思うように兵を向けられないのだ。
「今回はやけに数が多いな」
クワトロがサザビーのコクピットの中でぼやいていた。
「幾らバルマーといえど」
「ですね。厄介なことですよ」
ギュネイがそれに応える。
「後ろにはまたあの連中が来てるってのに」
「とりあえずそちらは彼等任せだな」
クワトロはモニターに映るキラ達を見ながら言った。
「上手くやってくれるとは思うが」
「あの初陣の坊やは危ないんじゃないですかね」
ギュネイはそれにまたそれに応えて言った。
「はじめてで数も違いますし」
「誰か送れればいいのだがな」
クワトロもそれはわかっていた。
「それは難しいか」
「送られるとしたら一人ですか」
「誰か、だ」
「私が行かせてもらおうか」
ミリアルドがモニターに現われた。
「あんたがか!?」
「こちらの敵は倒した。今ならまだ間に合うが」
「そうだな」
クワトロはそれを聞いてから思案を巡らせる。
「そちらには五機のガンダムもいる。そうおいそれとは劣勢にはならないな」
「それは大丈夫だ。彼等は充分やっている」
「よし、では後方に向かってくれ」
「わかった。それでは」
それを受けてトールギスVを動かせる。ギュネイはそれを見てまずは安堵した顔を見せた。
「ライトニング=カウントが行けばちょっとは違いますかね」
「だといいがな」
しかしクワトロはまだ顔が晴れてはいない。
「戦場は何が起こるかわからない」
ニュータイプとしての言葉ではない。歴戦のエースとしての言葉である。
「さて、どうなるかな」
「クワトロ大尉!」
メグミから通信が入る。
「どうした?」
「マジンガーチームの救援に向かって下さい!そこに敵の主力が来ています!」
「わかった。ではすぐに行く」
「はい」
「そういうことだ。では行くぞ」
「了解」
ギュネイがそれに頷く。そして彼等もまた敵の中に飛び込んで行った。
マーグは前線で指揮を執っていた。その護衛にロゼのゼーロンが展開している。
「ロゼ」
「はい」
マーグの呼び出しに応えて戦艦のモニターに姿を現わす。
「アルフィミィはどうしているかな」
「今アッツに向かっております」
「そうか、あそこで」
「我々が失敗してもまたあそ
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