暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百十七話 開かれる運命の扉
[15/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ながら向かって来る。
「う、うわあっ!」
「トール、上だ!」
キラは咄嗟に叫ぶ。
「上に逃げて!そのままじゃコクピットに!」
「わ、わかった!」
キラの言葉に従い上に逃げる。それでコクピットへの直撃は避けられた。しかし。
完全には避けられなかった。シールドがスカイグラスパーの胴体を直撃する。そして真っ二つにしてしまった。
「トール!」
スカイグラスパーはキラの目の前で爆発する。この時何とか脱出ポッドは動いていた。だがキラはそれは見えなかった。爆発に目を取られていたのだ。
「トール・・・・・・トール!」
返事はない。トールが死んだと思った。その怒りと悲しみが。彼の種もまた弾けさせた。
「アスラン・・・・・・」
キッとアスランのイージスを見据える。
「アスランーーーーーーーーーッ!」
「キラァーーーーーーーーーーッ!」
二人の狂える剣士が互いの剣をぶつかり合わせた。キラがイージスの左腕を断ち切るとアスランは無意識のうちにスキュラに変形させた。それでストライクを捉えた。
「!?」
「これで・・・・・・御前も!」
アスランはその中で叫ぶ。自爆スイッチを押した。それで全てが終わった。
イージスは爆発しストライクを道連れにした。キラのストライクはその中で爆発した。
「なっ・・・・・・この爆発は」
「まさか・・・・・・!」
マリューとナタルはその爆発を見て驚きの声をあげる。アークエンジェルはこの時捕虜を収容していたのだ。そして離陸するところだった。
「トール、トール!」
ミリアリアが必死に声を送る。
「トール!キラ!いるの!?返事をして!」
だが返事はない。
「スカイグラスパー、ストライク、返答お願いします。スカイグラスパー、ストライク!」
「まさか、あの二人が」
マリューは艦橋で青い顔をしていた。
「そんな筈が」
「私もそう思いますが」
ナタルも硬い顔をしていた。
「ですが今はまだ」
「すぐに捜索を」
「艦長、緊急通信です!」
「どうしたの!?」
カズイの言葉に顔を向ける。
「アッツ島にバルマーの軍勢です!このままではアッツが!」
「クッ、こんな時に!」
「マリュー艦長」
ここでグローバルがモニターに姿を現わした。
「聞いての通りだ。今は」
「ですが」
「彼等の捜索はオーブに任せよう。だから」
「・・・・・・はい」
「我々はすぐにアッツに向かう。いいな」
「わかりました」
「あの、艦長」
ミリアリアはそのやり取りを聞いてマリューに声をかけてきた。
「トールは・・・・・・トールとキラは」
「今は仕方がない」
ナタルがそれに答える。
「アッツにバルマーが出たとなるとそちらを優先させなければ。さもないと」
「そんな、じゃあトールとキラは」
「ハウ二等兵」
ナタルは
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ