第百十七話 開かれる運命の扉
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ろうとするストライクに突っ込む。
「これなら・・・・・・!」
姿を消す。それで撹乱してから目の前に姿を現わす。
「どうですかっ!」
そしてビームサーベルで斬りつけてくる。その速さと動きは見事なものである。
「クッ、このブリッツのパイロット・・・・・・!」
「キラ!」
「大丈夫、トール!僕のことはいい!」
「けど」
「君は下がって!ここは僕に任せて!」
キラは叫ぶ。これでトールは下がったと思った。だがそれは間違いだった。
しかしトールのことは忘れてブリッツに向かう。見事な剣捌きを見せるニコルに対してキラはビームサーベルを横に一閃させてきた。
「!!」
その速さはニコルとて見切れるものではなかった。キラは直感で剣を一閃させたのである。
その一閃がブリッツの首を断ち切った。その黒い首が宙に舞った。
「首が・・・・・・ニコル!」
「アスラン!」
「うおおおおっ!」
キラはここはストライクの脚を思いきり前に出してきた。そして首が跳んだブリッツに対して蹴りを入れてきた。
「うわっ!」
吹き飛ぶブリッツ。キラはそこに本当で体当たりを仕掛けた。
ブリッツはさらに吹き飛んだ。そしてイージスの前まで来た。
「ニコル、どうした!大丈夫か!」
「アスラン、早く今のうちに・・・・・・」
ニコルは呻きながらアスランに対して言う。
「逃げて・・・・・・」
そのままゆっくりと後ろに倒れ海に落ちていく。大波がブリッツをさらいその中で爆発が起こった。
「ニコル・・・・・・」
アスランはその爆発を見た。今ブリッツは爆発した。
「ニコルウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーッ!」
だが返事はなかった。爆発は瞬く間に消え後には何も残ってはいない。それを見たアスランの中で何かが起こった。
「俺の・・・・・・」
彼はコクピットの中で呟く。
「俺のせいだ。俺が今までキラを撃たなかったからニコルが・・・・・・」
泣いていた。その顔をゆっくりと上げる。
「キラ!もう容赦はしない!」
彼の頭の中で種が水面に落ちる。そして弾けた。
「御前を!御前を!」
「アスラン・・・・・・来たか!」
「ニコルの仇だ!ここで!」
イージスを突進させる。それでキラを倒すつもりだった。
「これでっ!」
ビームライフルを乱射させる。これにはさしものキラも苦戦した。
「くっ、うわっ!」
あちこちに掠る。次第にダメージを受けていく。アスランはさらに突っ込んで来る。
「キラ、大丈夫か!?」
「そんな・・・・・・トール!」
そんな彼のところにトールのスカイグラスパーがやって来た。
「馬鹿な、どうしてここに!」
「!?もう一機!」
アスランは無意識のうちに左手に持つシールドを投げてきた。それは恐ろしい速さでトールのスカイグラスパーに回転し
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