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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百十四話 マドラスにて
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「ハッ!」
ガトーの部隊はすぐに配置につく。グレミー達もそれに倣う。だが。
「ソロモンの悪夢か」
グレミーはふと呟いた。
「ジオンの大義というが私にとってはどうなのか」
彼は今までのグレミーとは少し違っていた。何か野心が感じられた。だがその野心は今は誰にも見えはしなかった。彼だけが知っていることであった。
ロンド=ベルはニューデリー北で戦闘態勢に入った。そしてネオ=ジオンの部隊と対峙する。
「やはり・・・・・・ガトー!」
コウはまずはガトーを見た。
「インドもまた核の炎で焼くか!」
「安心しろ、今はそれはない」
「何っ!?」
「ニュートロンジャマーのせいでな。核は使えんのだ」
「あっ、そうか」
キースもそれを言われて納得する。
「それでティターンズやネオ=ジオンは結構苦労しているらしいな」
「おおそうか、だったら今回は助かったな」
モンシアは目を細めていた。
「ニュートロンジャマーも役に立つ時があるじゃねえか」
連邦にはシズマ=ドライブもあり原子力がなくとも充分動けるのだ。ティターンズやネオ=ジオンもこれは持っているが節約しているのである。彼等の数は限られているからだ。だから今はニュートロンジャマーは連邦にとってはミノフスキークラフト程度の効果しかないのである。
「だがソロモンの悪夢が相手なのは変わらないぞ」
バニングが釘を指す。
「それはいいな、モンシア」
「わかってますって」
「じゃあ今日も行くか」
「ですね」
ベイトとアデルが前に出る。不死身の〇四小隊もコウも前に出て来ていた。
「あれがアナベル=ガトー」
キラは前にいる重厚なガンダムを見ていた。
「何か。オーラが違う」
「あいつの相手は俺がする」
コウがキラに言った。
「だからキラは別の奴を頼む」
「わかりました。それじゃあ」
「キラ、来るわ」
ミリアリアから通信が入る。
「気をつけてね」
「うん」
「後方の敵も動きはじめました」
マヤが報告する。
「キュベレイ、ゲーマルクの部隊です。キュベレイは戦艦に向かって来ます」
「来たわね」
ミサトはそれを聞いてモニターに映る敵軍を見据えた。
「各艦に知らせて」
すぐにマヤに言う。
「ファンネルを装備した部隊が来るって」
「了解」
それを受けてすぐに通信が送られる。それは当然ながらアークエンジェルにも届いていた。
「そのファンネルね」
マリューはそれを聞いてまずは呟いた。
「はじめての攻撃だけれど。いけるかしら」
「何を言っておるか!」
それを聞いたカットナルがモニターに姿を現わした。
「いけるのではない、いかせるのだ!」
彼は言う。
「ファンネルの十や二十かわしてみせよ!」
「そうだ!そんなので怖気付いていたらこれからやっていけぬわ!」
ケルナグ
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