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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百十四話 マドラスにて
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ブライトは撤退の用意を進めさせた。
「そしてマドラスで補給を受ける、いいな」
「了解」
こうしてロンド=ベルはニューデリー北での戦いを終えマドラスに帰還した。そして次の戦いに向かうのであった。
ネオ=ジオンが基地に向かってみるともうそこには敵はいなかった。ただ酷く破壊された後があるだけであった。
「これは酷い」
カリウスがその有り様を見て苦い顔を浮かべる。
「短期間でここまでやられるとは」
「敵はどうやらかなりの手練ということだ」
ガトーがそれに応えた。
「どちらにしろもうこの基地は使えない」
「はい」
「後方基地を一つ失うとはな。ここに来て」
「残念です」
「ところでグレミー殿は」
ガトーはあらためてカリウスに問う。
「既に別の基地に拠点を移されると仰って移動されてます」
「そうか」
「それが何か」
「いや、おかしな動きはないかと思ってな」
そう語ったところで目が光る。
「デラーズ閣下が気にしておられるのだ。グレミー殿の動向を」
「それは何故」
「何かを企んでいるようだと。最近しきりに上層部と接触しているようだしな」
「そうなのですか」
「何かあれば教えてくれ」
カリウスにも言った。
「よいな」
「はっ、了解しました」
ガトーも別の基地に向かった。だがこのことはネオ=ジオンにとっては大きなダメージであった。それが今度の地球降下においての作戦を縮小させることとなりインド攻略も不可能となったからである。
マドラスでアラスカに向けての整備と補給を受けるロンド=ベル。その中でカガリが騒ぎを起こしていた。
「そんなのじゃ駄目だって言ってるだろ!」
スカイグラスパーの練習を終えたトールに対して言っていたのだ。
「御前スカイグラスパーのこと何もわかっていないんだな」
「そんなこと言ったって」
言われるトールは困った顔をしていた。
「そんな操縦じゃ死ぬぞ、御前」
「死ぬ・・・・・・」
「そうだ、戦争は遊びじゃないんだからな。だから悪いことは言わない」
カガリは言う。
「御前はスカイグラスパーよりアークエンジェルの操縦の方がいい」
「アークエンジェルの方が」
「人手不足なのはわかってる」
カガリは言う。
「それでもなんだ、いいな」
「けど・・・・・・」
「ちょっとカガリ」
見かねたミリアリアが二人の間に入る。
「何でそこまで言うのよ」
「こいつの為だ。御前だって恋人が死ぬのは嫌だろう?」
「それはそうだけれど」
「安心しろ、スカイグラスパーには私が乗る」
「えっ」
その言葉を聞いたキサカが後ろで驚きの声をあげる。
「カガリ、それは」
「心配するな、私だってゲリラで実戦経験があるんだからな。スカイグラスパーだってな」
「しかし若しものことがあれば」
「こいつ
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