第百十三話 シンとステラ
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葉を返す。
「少なくとも悪い奴じゃないな」
「ステラ、シン好きになった」
「わかった。じゃあ帰るか」
「うん」
「ロウとイライジャも待ってるしな」
彼等はその場から姿を消した。翌朝。ジブラルタル対岸にロンド=ベルが姿を現わした。
「さて、と」
ヘンケンが対岸の敵の基地を見ながら一言声をあげた。
「ここからだな、問題は」
「よし、正面突破だ!」
ケルナグールがいきなり言い出す。
「一気に要塞も何もかも踏み潰せ!」
「馬鹿者!そんなことができたらとっくの昔にジブラルタルは陥落しておるわ!」
カットナルがすぐに突っ込みを入れる。
「ジブラルタルだぞ!そう簡単に陥落するか!」
「ではどうするのじゃ」
「ここは知略を使うべきだな」
ブンドルが言った。
「知略じゃと」
「そうだ。右に迂回してマラガ方面に上陸してそこから攻撃を仕掛ける」
ブンドルの作戦はこうであった。
「敵の攻撃をかいくぐりそこから一気に攻撃を仕掛ける。それこそが」
薔薇を携えた。
「美しい・・・・・・」
「だそうじゃ」
「これでどうじゃ、皆の衆」
「どうじゃと言われても」
マリューがいつものやり取りにいつもの様に呆然としていた。
「いきなり言われても」
「ですが中々いい作戦です」
「マドモアゼル=ナタルはわかってくれているみたいだな」
「はい、正面から攻めても海中で戦闘が可能なマシンが少ない我々には不利です。ましてや敵は正面に主力を配置しております」
ナタルな真面目にブンドルに返す。
「その状況で攻撃を仕掛けるのは無謀です。やはり東のマラガ方面にまず上陸するのが妥当であります」
「そうか。なら」
シナプスがそれに頷く。
「ではそれで行こう。全軍移動だ」
「了解」
「バルキリー隊及び空中での行動が可能なマシンは先に出ろ。海中からの敵はゲッター等で対処しろ」
「わかりました」
「じゃあ行くぜ!」
マシンを次々と出撃させながら移動をはじめる。そこにザフトからの迎撃が来る。
「まだ序の口らしいな」
マックスが彼等の数が思ったより少ないのを見て言う。
「やはり主力はジブラルタル防衛か」
「マックス、それでも油断は出来ないわよ」
「わかってるさ、ミリア」
そうミリアに返す。
「だから後ろは頼むよ」
「ええ」
バルキリー隊が主力になりザフトの迎撃を退ける。そしてジブラルタル東岸に上陸した。
「よし、全軍発進!」
残りのモビルスーツ達を出す。そのまま一直線にジブラルタルへ向かう。
「ロンド=ベル来ます!」
「よし、全軍を挙げて迎撃せよ!」
ザフトも既に用意を整えていた。それでロンド=ベルへ攻撃を仕掛ける。
両軍はジブラルタル手前で激突した。その先頭にはやはりキラとシンがいた。
「ストライク、また会ったな!
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