暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百十三話 シンとステラ
[18/20]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
なんて」
「じゃなきゃあんなこと出来ないわよ。指パッチンしただけで何でも真っ二つなのよ」
「格好いいわね」
レイがそれを聞いて言う。
「得体の知れない蟲になったり鐘出して変なことしたり仙術使ったり八節棍使ったりとか」
「私もそうなりたいわ」
「そんなのが普通の人間とは思えないわよ。あれは怪物なのよ」
「素敵な方々ね。敵だけれど」
「レイちゃんはそうじゃないみたいだけれど」
「・・・・・・タイプなんでしょ」
もうレイには言うことはなかった。
「ああした変態能力者が」
「随分な言いようだな、おい」
「そうかしら」
フォッカーに言われてもそれを変えない。
「とにかく二度と会いたくはないわよ、ドイツ忍者とか」
「そんなこと言ったら出て来るよ、あの人」
「えっ」
「だってここヨーロッパだし。ドイツがあるから」
シンジは注意するように言う。
「気を着けないと。会いたくないんだったら」
「そ、そうね」
「アスカにも天敵がいるのか」
マサトはそれを見て意外そうだった。
「それがマスターアジアやシュバルツ=ブルーダーだったんだ」
「まあ当然って言えば当然だけれど」
ミレーヌがそれに応える。
「あれはやっぱりね」
「メルトランディにもいなかったわ」
「言っておくがゼントラーディにもな。いないぞ」
ミリアとカムジンがすぐに言う。
「やっぱり」
「まあとにかく出て来ないのはいいことよ」
アスカは気を取り直してそう述べた。
「ジブラルタルもそうすぐ終わりだしね」
「よし、アスカ!」
最後のシャトルが今発進しようとしていた。シンがロンド=ベルをその鬼神の様な攻撃で止めている間に撤退を完了させていたのだ。
「このシャトルに乗れ!そして宇宙に出るぞ!」
「はい、ストライク!」
やはり最後にキラを見る。
「次だ!次には貴様を倒す!いいな!」
そう言うと舞い上がりシャトルに乗り移る。そして宇宙へと去って行ったのである。
「行ったわね」
セイラがそのシャトルを見て呟く。
「彼は宇宙へ」
「全く、物騒な奴だぜ」
カイは悪態をつく。これが如何にも昔の彼らしい。
「おかげでジブラルタルのザフトはかなりの数が逃げちまったぜ」
「だがそれは仕方ないな」
リュウはそんなカイに言う。
「あれだけの攻撃だったんだ。下手をすればこっちが損害を受けていた」
「そうですね」
それにハヤトが頷く。
「あの攻撃は。一機のモビルスーツのものではありませんでした」
「何て言うんだ?バーサーカーか」
スレッガーが応える。
「そんな感じだったな」
「バーサーカー」
その言葉を聞いたキラが呟く。
「まさか・・・・・・僕と同じ?」
「どういうことだ、そりゃ」
ムウがそれに問う。
「同じって」
「いえ」
だが
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ