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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百十一話 強襲、砂漠の虎
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んだよ!」
「あんたにはわからないわよ!」
「わからないって何なんだよ!一緒にいたって」
「だからそのままよ!何度も言わせないでよ!」
「クッ、キラ!」
キッとしてキラに顔を向けてきた。
「どういうことなんだよ、一体!御前とフレイって」
「それは・・・・・・」
キラは友人に問い詰められて戸惑いを露わにした。
「説明してくれ!どういうことなんだよ!」
「フレイは僕に優しくしてくれたんだ」
キラは泣きそうな声で言った。
「えっ・・・・・・」
皆その言葉には眉を顰めさせた。
「それだけなんだよ」
「それだけって。そんなのじゃ」
「フレイだけなんだ。僕の側にいてくれたの」
声に涙が滲んでいく。
「皆本当はわかってくれていないんだ。僕のこと・・・・・・」
「キラ・・・・・・」
「皆僕がコーディネイターだから本当は色々思ってるんじゃないか!そんな中でフレイは僕に優しくしてくれたんだ!皆そんなこと全然わかってないじゃないか!それで何でそんなこと言うんだよ!」
「ちょっとあんた」
だがそれはアスカに呼び止められた。
「今何て言ったの?」
いつもの口調ではなかった。ドスの効いた声になっていた。
「えっ!?」
「今まであたし達の言ってたこと全然わかってないわね。あんた一人でやってるって思ってるの!?」
「それは・・・・・・」
「はっきり言うわよ。ここにはね、あんたみたいな境遇の人間なんて一杯いるのよ!」
アスカは言う。
「自分一人だったり、欲しくもない力持ってたり、ロクでもない過去があったり!けれど皆頑張って生きてんのよ!」
「アスカ、ちょっと」
「あんただってそうじゃない」
止めようとしたシンジを見据えて言う。
「あんただってずっと一人でそれで気がついたらエヴァに乗ってじゃない。宙さんだって邪魔大王国と戦う為にサイボーグにされて万丈さんだってメガノイドと戦って!」
皆同じなのだ。過酷なのはアスカはこう言っているのである。
「さっき話したBF団と戦ってた大作なんてね!御父さん死んでそれでも必死に戦ってたのよ!その訳わからない非常識な力持ってる連中とロボットでね!まだほんの子供だったのよ!」
「子供が・・・・・・」
「皆あんたと同じ、いえもっと辛い状況だったのよ!あんただけがそんな悲劇の中にいると思ってるんじゃないわよ!」
「アスカに僕の何がわかるんだよ」
「わかるわよ!あたしだって同じなんだから!」
アスカの声が泣きはじめた。
「あたしだってずっと一人だったのよ!ママが壊れて」
「ておい」
ジュドーがアスカの異変に最初に気付いた。
「やばいぞあいつ」
「あ、ああ」
「このままだとあいつ」
皆アスカに目を向ける。そして宥める機会を見ていた。
「それで自殺してずっと一人で・・・・・・そ
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