暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百十話 宇宙に降る星
[2/21]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
。切れ者として知られている。ただ司令官の三輪があまりにも過激な人物である為目立っていないのである。
「彼等だ。だが過激派がいてな」
「その彼等が問題なのですか」
「彼等は言うならば原理主義者だ」
非常にわかり易い言葉であった。
「ロード=ジブリール副理事を代表してな。宇宙人やニュータイプ、コーディネイターに対して強い偏見を持っている」
「だからティターンズと組んだのですか」
「そういうことだ。厄介なことにな」
「その彼等のせいでティターンズは勢力を回復したと」
「そうだ。そして今北極に展開している」
「そういう事情だったのですか」
「彼等の考えはティターンズと同じだ」
ミスマルはこうも言った。
「だからこそ危険だ。注意してくれ」
「はい」
ブライトは頷いた。だがミスマルはさらに言った。
「だが不思議なことがあるという」
「それは一体」
「これはアズラエル理事から聞いたのだが。ブルーコスモスは核は取り扱ってはいないらしい」
「そうなのですか」
これは非常に興味深い話であった。
「そして連邦軍でも厳重に保管されている。持ち出されたものは一発もなかった」
「ではティターンズが」
「ティターンズもそれは使っていないようだ。無論ネオ=ジオンもな」
「では一体誰が」
「それはわからない。しかし大きな陰謀があるようだ」
ミスマルの顔が曇ってきていた。
「何者かのな」
「得体の知れない話ですね」
「詳しいことは調査中だ。また何かわかれば伝えさせてもらう」
「お願いします」
「あとオービットにいる民間人だが」
「はい」
そちらにも話は及んだ。
「地球に降下を希望しているのだったな」
「ええ、そうですが」
「わかった、では手配をしておこう」
「それでは」
「彼等の護衛も兼ねて来てくれ」
ミスマルは述べた。
「それでいいな」
「わかりました。では彼等の降下先は」
「南アフリカ辺りがいいだろう」
ミスマルは述べた。
「あの辺りはこれといって戦乱もないしな」
「ではそのように」
「うむ、頼むぞ。そしてだ」
「まだ何か」
「ユリカは、元気かな」
「え、ええまあ」
シナプスはとりあえずその場にユリカがいないことにほっとした。
「元気にやっております」
「そうか、ならばよいが」
「はあ」
「それでミスマル司令」
「何だ、エリカいるのか」
「えっ!?」
突然こう言ったのにそこにいた全ての者が顔を見合わせた。
「あの、司令」
ブライトが戸惑いながら述べる。
「ナデシコは今哨戒活動で出ておりますが」
「しかし今声が」
「いえ、今話したのは」
「私ですが」
名乗り出たのはナタルであった。
「バジルール中尉だったのか」
「は、はい」
ナタルも戸惑いを見せていた。

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ