第百八話 遥かなる凱歌
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道が姿を現わした。そして護の側にやって来る。
「君は緑の星で生まれたカインの子」
「僕が」
「そう。そして破壊マシンとして赤の星のアベルに造られたもの」
戒道はさらに言う。
「それが僕だ!」
「戒道・・・・・・」
「三重連太陽系の二つの惑星GとJ、緑の星と赤の星」
原種は戒道を見て忌々しそうに言った。
「機界昇華を終えてもまだ我等へ抵抗を続ける気か」
「二つの惑星」
「どうやらこれはかなりスケールの大きな話みたいだな」
バーンがそれを聞いて言った。
「地球やバイストンウェルとはまた違った場所で」
「ラ=ギアスともな」
ファングがそれに応える。
「どうやら宇宙には宇宙怪獣の他にもまだまだ何かとあるらしいな」
「忘れたとは言わさん」
原種はさらに言う。
「あらゆる生物、あらゆる機械が溶け合い緑の星は昇華された」
「・・・・・・・・・」
戒道はそれを黙って聞いている。
「だがカインの子として生まれたラティオは持って生まれた能力によりゾンダーにならなかった」
「ラティオ・・・・・・」
「そう…そしてラティオの能力を元にして造られたのが対機界昇華反物質サーキット」
戒道は護に応える形で述べる。
「Gストーンだ」
「赤の星のアベルはGストーンを研究し、Jジュエルを造った」
原種はまた言った。
「そしてラティオをコピー、サイコキネシス能力を強化した生体兵器アルマを造った」
「まさかそれって」
「チャムさん、憶測は」
「そうです、これはどうやらかなり複雑な話です」
「そうみたいね。それじゃ」
フレキとゲリに言われてチャムも黙る。そして原種の話を聞く。
「さらにサイボーグ戦士ソルダート師団を作り宇宙戦艦ジェイアークと共に我等に対する最終兵器としたのだ」
「そんなことがあったんだ」
「遥かな銀河でね」
戒道はまた護に言った。
「しかし機界昇華を止めることは出来なかった。そして」
原種は二人をまた見据えた。
「アベルの造りしアルマ、カインの子ラティオ。最後に残った御前達二人を消去すれば我等機界三十一原種を脅かすエネルギーは絶える」
「違う!僕はラティオじゃない!」
護は叫ぶ。
「僕のお父さんは天海勇!お母さんは天海愛!」
さらに叫ぶ。
「僕は地球人の天海護だーっ!!」
「消えろ、ラティオ!」
原種は護に攻撃を仕掛けようとする。
「護!」
「危ない!」
ショウ達が彼の間に入ろうとするが間に合わない。だがそこには戒道がいた。
戒道の身体が緑に光っていた。そしてその光で原種の攻撃を中和していたのだ。
「戒道!」
「ここは僕が食い止める」
戒道は護に対して言った。
「君は先に進め!」
「でも何か僕にも出来ることが」
「大丈夫だ、早く行け」
しかし彼は留まろうとする護を行か
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