暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百八話 遥かなる凱歌
[5/24]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
最後の攻防戦」
Jは何かを思い出すようにして語りはじめた。
「我々空の戦士が御前達原種に白兵戦を仕掛けたあの時と!」
「まさか、こんな銀河の果ての星で再会することになろうとはな」
「私にとっては幸いだ」
Jは原種達を見据えたままで言う。
「戦士としてのけじめ…今ここでつけさせてもらう!!」
そして攻撃を仕掛ける。男はそれに反応する。
「遅いわ!」
Jの攻撃が浴びせられる。だがそれは呆気なくかわされてしまった。
「かわした!?」
それを見て思わず声をあげた。
「こちらの攻撃が見切られているのか!」
「私の能力は遠距離探知と未来予測」
男と共にいた大きな目の女が言う。
「如何に素早い動きでも先を読んでいればかわせる」
「だがその読みを上回る攻撃ならば!」
凱が前に出ようとする。しかしJがそれを制する。
「手助けなどいらん。そこで寝ていろ!」
「馬鹿を言え!誰が御前の手助けなど!」
そう言うとはいパーモードに入った。
「ハイパァァァッモォォォドッ!」
変身する。その上で再び原種達と対峙する。
「ほう」
「これは俺の戦いだ!御前とは関係ない!!」
Jに対して言う。だがJはそれを聞き入れようとはしない。
「勝手なことを!」
「ならばそれでよい」
男はそんな二人を見据えて言い切る。
「JとG、そろって消去してくれる!」
格納庫での戦いも本格化しようとしていた。そしてそれは他の場所においても同じであった。
「急がなくちゃ!」
通路の中を護が走っている。その周りにはショウやトッドがいる。
「急ぐぞ護!」
「うん、早くメインオーダールームへ行かなくちゃ!!」
ショウに応える。だがその時だった。
「そうはさせん」
「!?」
壁に穴が開く。そこからフードに身を包んだ不気味な男が姿を現わした。
「原種!」
「こんなところで!」
「見つけたぞ、カインの造りし破壊マシン」
原種は護を見据えてこう言ってきた。
「そんな、こんな近くに来るまで感じられなかったなんて!」
「私はマイクロブラックホールを自在に制御することが出来る」
この原種は落ち着き払った声でこう述べた。
「重力の井戸の底に潜んでいれば御前のセンサーにかからんというわけだ」
「チッ、せこい真似しやがるぜ!」
トッドがそれを聞いて顔を顰めさせた。
「このまま御前を吸収し、深い闇に閉ざせば」
「どうするつもりだ!?」
ニーがそれに問う。
「カインの造りし破壊マシンとてその力を発揮することは出来まい」
「例え僕が破壊マシンだとしても!」
しかし護もそれに負けてはいない。小さな身体で原種と対峙していた。
「皆を守るんだ!」
「いや、違う」
ここでまた誰かの声がした。
「君は破壊マシンじゃない」
「この声は」
そこに戒
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ