第十七話 黒真珠の間(その二)
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が私を殺そうとした。止めようとしたのはナイトハルトだけです。下の人間と言うのは上の人間の望みを敏感に感じ取るものですよ。皆さんはローエングラム公が私を目障りだと思っているのを知っていた。だから私が死んでも構わないと思った、だからゾンバルト少将を止めなかった、違いますか?」
「……」
「引金を引くだけで殺せますよ。さあ、誰が引きます?」
「……」
「さあ」
皆を見渡す。一人、また一人……。皆、顔を強張らせて黙り込んだ。阿呆共が、全員ここで凍りつけ。俺はお前達に猛烈に腹を立てているんだ。
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