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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百六話 出会いと別れ
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「あっ、あそこにいましたよ」
「ん!?何か女の子達と話してるぜ」
「男も二人いるが」
見ればシンジとトウジもいた。
「何を話してるんだ?あいつは」
「さてね」
「あっ、こっちに来ましたよ」
「ああ、皆」
アスランは三人の方に来て声をかけてきた。
「合席、いいかな」
「合席だと!?」
まずはイザークが顔を上げた。
「そうなんだ。何か満席みたいでね」
「そういえば」
店は盛況か満席であった。四人の周りも客で一杯だ。それでアスランは今彼女達と話をしていたらしい」
「いいかな。ここは」
「俺は別にいいけど」
「僕も構いませんよ」
「フン、俺もまあいい」
三人はそれぞれ賛成であった。
「満席なら仕方ない」
「そうか。あの」
アスランはそれを受けてシンジ達に声をかける。
「連れはいいそうなんで。どうぞ」
「わかりました」
「ほな今から頼みますわ」
「はい」
「!?」
ニコルはトウジの言葉を聞いてふと目を顰めさせた。
「何かさっきの人の声、イザークに似ていますよね」
「そういえばそうだな」
ディアッカも頷く。
「そっくりさんってやつか?」
「何処のどいつだ!?それは」
イザークも気になり彼等を見る。そしてトウジに気付いた。
「あいつか」
「はい」
「顔は全然似てないけどな。声はそっくりだよな」
「ですよね」
「フン、誰だって声位似る」
イザークはそれを聞いても何故か悪い気はしなかった。
「そんなことにいちいち気にしていられるか」
「今度もっと凄い同じ声の人が出たりしてな」
「ありますね、アスランとか」
「じゃあここです」
「有り難う」
シンジがそれに応える。
「悪いですね、何か」
「いえ、いいですよ」
アスランは彼等に紳士的に対応する。その対応は実に見事なものであった。
「困った時はお互い様ですし」
ナチュラル、コーディネイターという垣根はこの時は隠した。怪しまれないようにという配慮がそこにはあった。だがそれでもアスランの応対は見事なものであった。
「どうぞ」
「じゃあ御言葉に甘えて」
「それじゃあ」
「おっ」
レイとアスカを見てディアッカが声をあげた。
「中々可愛いじゃねえかあの二人」
「そうですね、あの青い髪の人なんか」
「あの赤茶色の髪の女は。何かな」
「何かなって何よ」
アスカはすぐにイザークの声に反応してきた。キッと顔を向ける。
「どっかの変態みたいな声してるくせに」
「何っ、俺が変態だとぉ!?」
「それかうちのトウジみたいな声で紛らわしいのよ!」
「いちいち人の声に難癖つけるな!一体何だ貴様は!」
「難癖って何よ!そちから言ってきたんでしょ!」
「ぬぅあにぃ〜〜〜〜っ!?口の減らない女だ!」
イザークは立ち上がった。そして
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