空白期(無印〜A's)
第二十六話 裏 なのにっき
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今日はデパートに買い物に行った。ショウくんと二人だけで。お兄ちゃんも付いてきたけど、途中でどっかに行っちゃった。私としては、うれしいかぎりだ。これで本当にショウくんと二人だけだったから。
途中で、ショウくんはアクセサリーを二つ買っていた。聞いた見てたら自称親友の金髪とバケモノの分らしい。ショウくんを騙すようなやつと襲うようなやつにプレゼントなんていらないのに。ショウくんは何でもできるけど、やっぱり優しすぎる。
ショウくんは、私にもプレゼントを用意してくれた。うれしいっ!
中身は大きなリボンだった。魔法がきいているのか、大きいけど軽いものだった。ショウくんがくれた初めてのプレゼントっ! 絶対に大事にする。本当は、机の中に仕舞っておくのもいいかな? と思ったけど、ショウくんからのせっかくのプレゼントなのだ。ちゃんと使おう。
レイジングハートが、保護魔法をかけるか? と聞いてきたけど、やめた。だって、魔法をかけてしまったら、それはショウくんからもらったプレゼントじゃなくなるから。魔法+ショウくんのプレゼントになってしまうから。私が欲しいのはショウくんのプレゼントだけだ。だから、魔法は使わない。
ずっと、ずっと、ずっーーーーーっと大事にしようと心に決めた。
でも、うれしかったのは、そこまでだった。
テロリストの人たちが、デパートにいたからだ。なんだか、奇妙な結界がはられてたけど、こんな結界ぐらいなら、問題なく魔法が使えて、テロリストなんて、簡単にやっつけられたけど、ショウくんが様子を見ようというから、何もしなかった。
でも、それは間違いだった。ショウくんが言うから、なんて考えなければよかった。あの銃がショウくんを傷つけるかもしれないのだから。ショウくんを危険な目に合わせるかもしれなかったのだから。
実際、その後、ショウくんの提案で、テロリストたちを倒した後、同じ人質の中に隠れていたテロリストにショウくんは撃たれた。しかも、3発も。
最初見たときは、ショウくんが死んでるかと思った。そのぐらい、血が流れていた。レイジングハートも「遅すぎた」なんて言うから。
ショウくんがいなくなっちゃったら、この世界に意味なんてない。あるわけない。ショウくんがいるから、ショウくんがずっといっしょににいてくれるから、幸せだと思えるのだから。だから、ショウくんがいない世界に意味はない。ショウくんが助かるのなら、もう一度、お話をしてくれるなら、ショウくんがもう一度、名前を呼んでくれるなら、なんだってするつもりだった。
ショウくんは、レイジングハートがジュエルシードを使って助けてくれたけど。
あと、許せないのはテロリストたちだ。ショウくんを傷つけるなんて、最低だ。そんなやつらゴミ以下
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