空白期(無印〜A's)
第二十六話 裏 なのにっき
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いなのがいっぱい書かれていた。となりに座ったショウくんは、がんばって、ノートに色々書いていた。私もショウくんを見習って、がんばってノートにたくさん書いた。
午前中の授業が終わる前に魔力の測定をやった。みんな、自分の魔力がBだった、Cだったって話してるのを見て、テストの後のみんなの会話を思い出した。私も、そういう風にテストの答えあわせをやりたかったけど、間違ってるところを言うのが怖かったから、そんな風に会話した事がなかった。でも、魔力ならできる。
だから、ショウくんが計測した後、私もはやく計測してもらって、ショウくんと一緒にランクの話をしたかったのに、お姉さんが何度も測定させた。早くショウくんとお話したいのに。だから少し怒って「まだなの?」といったら、今まで先生をやっていた大人の人が「Sプラスランク」だって教えてくれた。
周りの人たちがなんだか、騒いでいたけど、関係ない。私は、ショウくんに私のランクを言ったのだけど、ショウくんは、少し困ったような表情をしていた。私、何かしたのかな?
午後からは魔法を使った授業だった。でも、魔力を出すことなんて、私もショウくんもできる。先生に言ったら、同じグループの人を教えてくれって、言われた。ショウくんは、私に女の子を教えるように言ったけど、どうやればいいんだろう? 初めて見る女の子たち。なんていったら良いのかな? 分からなかった。ショウくんだったら、きっと上手に話しかけられるんだろうけど、私にはできない。
どうしよう? と考えて、ずっと女の子たちを見ていたら、ショウくんが来た。男の子たちはどうしたんだろう? ショウくんから、どうしたの? って聞かれたけど、なんて言っていいのか分からない、なんていえなくて、黙っていたら、女の子たちから話しかけてきた。
その後は、ショウくんが女の子たちに魔力の使い方を教えていた。手を握られて、うらやましいと思ったけど、これも練習なのでがまんした。でも、女の子がショウくんと仲良くするのは気分がよくなかった。だから、仲良くできないように私もがんばって相手をした。
終わった頃には、ショウくんは疲れていたけど、どうしたんだろうか?
8月○○日
あいつら、絶対許さない。ショウくんに魔法で攻撃しようとしたやつらがいた。
ショウくんが言うからやめてあげたけど、注意だけはしておいた。今回はショウくんがいうから何もしないけど、次は絶対に許さない。やつらが何をしたかを同じようにアクセルシュータをぶつけてやる。
でも、ショウくんは優しすぎる。だから、私が助けてあげないとっ! あの魔女の時みたいには絶対させない……。
8月△△日
私は今日という日を絶対に忘れない。
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