第1章:王宮の戦士とヲタ少女
第1話:出会い…そして冒険へ
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バトランド〜イムル間の洞窟)
ライアンSIDE
突如現れた異時代の少女マリー…
彼女の言う事には、家族と共にこの時代へ飛ばされたそうなのだが、何故か離れ離れになってしまい困っているのだとか…
私としてもこの可憐で美しい少女の為に、何か力になってやりたいと思うのだが、現状ではイムル村の事件を解決せねばならない。
その事を告げ、近くの村(イムル村)まで送り届ける事を提案したのだが…
「まぁ…何とお優しい…お心遣い感謝します。しかし、家族が何処に居るのか見当も付かない状況…私には行く当てもありません。もしライアン様のご迷惑にならなければ、私にも神隠し事件のお手伝いをさせてください。先程見せましたが、攻撃魔法であれば私は得意ですので、ライアン様のお手伝いが出来ると思うのです………それともダメでしょうか?」
こんな可憐で美しく心の清らかな少女に、瞳を潤まされながら懇願されて断れる男がいれば、そいつは間違いなく同性愛者であろう!
私は違う!出来る事なら、この少女と一緒に事件を解決し、その先にある人生という名の事件も共に乗り越えられれば…
はっ!イカンイカン…彼女は家族とはぐれて心細いのだ。
その様な下心を持っては失礼に値する。
紳士的な態度で彼女に接しなければ…
「この地方の平和を乱す事件の解決を手伝って頂けるのは大変に助かる。無事事件を解決したら、マリーのご家族を捜す事に尽力させて貰うつもりだ」
私はマリーの申し出を快く了承した。
何より、美少女と共に旅をするのだ…
女日照りの続く昨今、こんな嬉しい事はそうないだろう。
私は楽しい未来を想像しながら、新たに加わった仲間と共にトンネルの出口へと進んで行く。
ウキウキとした足取りで……
ライアンSIDE END
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