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スーパーヒーロー戦記
第46話 変身、仮面ライダーBLACK
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撃を諸に食らったクモ怪人達はそれぞれ後方へと吹き飛び無様に地面に倒れこむ。やがて、その体は光に包まれ、やがて炎となり消え去っていく。
 これがゴルゴム怪人の死ぬ瞬間なのであろう。そう思いながら光太郎はそれを眺めていた。

「お、おのれブラックサン! 我等ゴルゴムを侮るなよ……いずれキサマは後悔する……我等ゴルゴムを裏切った事を!」

 最期にそう言い残し、蜘蛛怪人達はその姿を消し去った。蒸発してしまったのだ。
 残ったのはライダーのみである。

「……」

 光太郎は無言のまま変身を解いた。そして、物言わなくなった養父の元へ向う。そっと見開かれた養父の目を閉じ、冷たくなった手を握り締めた。

「父さん、見ててくれ。俺は一人でもゴルゴムと戦う! 奴等にこの美しい星と人類の未来を渡しはしない!」

 誓いを胸に光太郎は立ち上がる。例え化け物の体になろうと人の心を持つ限り戦い続ける。その思いを胸に光太郎は一人孤独な戦いを決意した。
 だが、仮面ライダーBLACKこと、南光太郎の前には余りにも強大な敵がたちはだかっていた。負けるな光太郎。ゴルゴムから人類の未来を守り抜いてくれ!





     つづく
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