スーパーロボット大戦OGs
0091話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いた場所目掛けてイルムの乗っているグルンガストから発射されたファイナルビームが地面を抉り、盛大に土煙を巻き上げた。
「おいおい。この前の借りをまだ返してないのに、いきなり浮気とは感心しないね」
その口調は、あちらの世界で話したジョナサン・カザハラと瓜二つだった。
「ふん、そういう口調は父親にそっくりだな」
「何っ!? お前等親父の知り合いか!?」
「さてな。動きの鈍いお前にはこいつ等がお似合いだ。ランドリオン、こいつを牽制しろ。攻撃よりも回避に専念して時間稼ぎに徹しろ」
命令を受けたランドリオン2機が、まるでグルンガストに纏わり付くように周囲を素早く移動しながらチクチクとマシン・キャノンやホーミングミサイルで攻撃を仕掛けていく。
チラリとモニタへ視線を向けると、アンジュルグのミラージュ・ソードとヴァイサーガの予備を流用した五大剣を打ち合っているトリニティゲインが目に入る。そしてその隙を突いて攻撃を仕掛けようとしているアルブレードやサイバスター、アステリオンを阻止すべくエルアインスや量産型ゲシュペンストMk-Uが攻撃をしていた。
また、少し離れた所でも敵の部隊との戦いが始まっているようだ。
「あなたを倒せば俺達の質問に答えて貰えるんですよね!」
そう言ってフォトン・ライフルでこちらを攻撃してきたのはブリットの乗るヒュッケバインMk-U。……リョウトの乗っているヒュッケバインMk-Vと似ているので戦闘の中では見分けがつかないので声で判断する。
「悪いが今回の目的はお前ではない。手合わせに関してはまたの機会にしてもらおうか」
ブースターを小刻みに動かし、フォトン・ライフルの攻撃を回避しそのまま置き去りに……
「ちぃっ、ここでもか!」
T-LINKシステムにより背後からグロウセイヴァーへと向かってくる何かを感知し、機体を傾ける事で回避する……が、通り過ぎたその物体はターンを描くように空中で方向転換して再度こちらへと向かってくる。
「申し訳ありませんが、僕にもあなたに聞きたい事があるんです。このまま逃がす訳にはいきません!」
リョウトのヒュッケバインMk-V、となると今の武器はファング・スラッシャーか? そう確信してしまえば、確かにチラリと見えた武器の形状は十字架状の物が高速で回転していたようにも思える。あの武器で厄介なのは念動力による誘導が可能な点だ。
「だが、来ると分かっていれば!」
グロウセイヴァーの頭部ユニットの左に設置されたバルカンポットからバルカンを発射。リョウトはそれを回避しようとファング・スラッシャーを念動力により動かすが、それを先読みする事でバルカンを当て続ける。いくら1発の威力が弱いバルカンと言えども、当て続ければ……
「そんな!?」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ