第21話 沈む心、甦る決意(2)
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こーい! っていうか」
ぶんぶんと。純吾の頭を自らの胸の谷間に抱き込んで、シャムスが恥ずかしさをごまかすかの様に体を振っていた。唯一自由に動かせる純吾の手が、弱々しくも必死に「このままじゃまずいっ!」とシャムスの肩を叩いている。
けれども、純吾の頭に頬を置いて満足そうに目を閉じているシャムスは一向に気が付く様子が無く。
…………あ、手が床に落ちた。
「お、お、お、おどれわあぁぁぁぁぁあああ!!! 人様が真面目な事話してる最中に何してくれとんじゃ ド 畜 生 がぁぁぁぁああぁぁぁあぁぁぁああああ!!!!」
再び鬼女と化したリリーが、ご満悦な表情のシャムスに突進していったのだった。
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