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蒼き夢の果てに
第4章 聖痕
第34話 山の老人伝説
[後書き]

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 山の老人伝説とは、マルコ・ポーロが東方見聞録内で記述した内容の事です。
 アサシン。暗殺者の語源となったハッシッシ。つまり、大麻草を使った暗殺者育成教団のような物だと思って頂けると正しいと思います。

 ただ、東方見聞録内では、イスラム教の方々が作ったように記載されているのですが、この『蒼き夢の果てに』内では、モロク系の邪神を祭る殺人教団とさせて頂いて居ります。
 そもそも、東方見聞録の内容自体、史実とは違う可能性も有りますから。

 次。ここで、大きなネタバレの予報。
 このカジノ編は、オルレアン大公暗殺、及び、モード家&サウスゴーダ家滅亡の答え合わせの内容と成って下ります。
 つまり、タバサが不幸に成った理由と、ティファニアの境遇を作り上げた理由は、同根だったと言う事です。

 もっとも、ガリアとアルビオンで、偶然、同じ時期に、王と王弟が争いを初めて、共に内乱状態にまで成る、などと言う事態に陥る訳はないので、そこに何らかの大きな策謀が有る、とする方が二次小説のネタ的には当然なのですが。
 まして、ゲルマニアの皇帝に関しても、継承が行われた際に何らかの内紛が有ったようですしね。

 それでは次回タイトルは、『仮面の支配人ファントム』です。

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