第一章 無印編
第四話 『シホの転校初日』
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ので静観することにした。
そしてなのはも魔力を持っているためになにかを感じ取ったのか立ち止まった。
《…助けて…》
《私達を…》
「!?(頭に直接の語りかけ! 思念通話!?)」
シホがそう判断した時には、なのはにも聞こえてしまっていた為に先に走り出してしまっていた。
「なのは!?」
「なのはちゃん!?」
アリサとすずかの呼び止めの声にも反応せずになのははどこかへと走り去っていった。
(くっ! まさかなのはも持ち前の勘で気づいてしまったの!?)
焦りを浮かべながらシホは魔術回路を密かに開き、そして魔術師としての顔を表に出してなのはの後を追った。
後ろからアリサの「はやっ!? ちょ、シホも!?」という声が聞こえたが今は無視。
もし、この何者か達の声が囮か何かなのだとしたらなのはの身に危険が迫るかもしれない。
いざという時には投影で撃退した後、三人には悪いがこの場の記憶を消させてもらう事をシホは最悪の場合考えていた。
しかし、なのはが立ち止まった場所には確かに魔力の痕跡は残っているが、そこには二匹のフェレットが傷だらけで横たわっていた。
(魔力を持っている動物…? 使い魔かなにかの類?)
シホはその二匹のフェレットに念話で話しかけようとしたが、なにもわかっていない三人によって遮られてしまい二匹も力尽きたのか気絶してしまった。
とりあえずなのは達は動物病院に連れて行くことにしたが、シホはなにか良くないことが起きる前兆かもしれないと…そう感じた。
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