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蒼き夢の果てに
第4章 聖痕
第33話 赤い風車
[後書き]

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 タイトルに関しては気にしないで下さい。判る人は判ると思いますが。

 それでは少しのネタバレを。

 主人公が、常にタバサを右側に置いているのは、第33話内で記述した以外にも理由が有ります。
 そもそも、中世ヨーロッパで、女性と道を歩く場合は、女性が車道側。男性が歩道側を歩くのが基本だったはずです。
 理由は、上空から何が降って来るか判らなかったから。

 そして、その程度の事については、主人公も知って居ます。

 主人公が、タバサを常に自分の右側に置いているのは、彼女を意識し過ぎない為。
 自らの左側には心臓が有る為に、左側に立たれると意識し過ぎるのです。……って、これだけでも、十分意識し過ぎているような気もしますが。

 あまり、直接的な表現はしていませんが、こう言う細かな表現は行っています。
 双方が、相手をどう思っているかについては。
 まして、今回は、タバサ自ら、左側に立つようなマネをさせましたし。

 ……それに、デレデレした表現は苦手ですし、この物語内の彼女には似合わないとも思いますから。

 次。双六禁止令について。
 天皇が皇后に窘められた、と言う明確な記述は残って居なかったと思います。

 但し、この双六禁止令を出した最初の天皇が誰かを調べたら、この第33話で、何故、私がこの内容を記載したのか、裏の意味が判ると思います。
 まして、かなり深い歴史の知識がないと判らない内容ですから……。
 更に、主流となっている説でも有りませんし。

 それでは、次回タイトルは、『山の老人伝説』です。

 ……これは、かなり危険なタイトルですね。色々な意味でね。

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