第四話 初戦闘
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の少年が受け止めている。
あれは……誰?……。
Side 大地
戦闘音が近づいてくるとそこに見えたのは、フェイト・テスタロッサに対し剣が振り下ろされるところだった。
振り下ろしているやつは佐倉。
やっぱりあいつも魔導師だったか……。んな事よりも今は
「セレネ! セットアップ」
あいつの一撃を受けるために俺はセットアップをし、2人に近づく。
いつものバリアジャケットとは別に、顔を隠せるロープのような形のものだ。
「おいおい、大の男が少女相手にそこまで全力ってのは……熱くなりすぎじゃないのか?」
危ないところではあったが、なんとかその一撃を受けることには成功する。
一撃を放った当の本人、佐倉は驚きを見せていないが高町やユーノ・スクライアは驚きを隠せないでいる。
普通、地球にこんなに魔導師はいないもんな。
「なんだ、お前は驚かないのか。脅かし甲斐がないな」
「……別に。……今更横槍が入ったところで驚かない。……そもそも魔法があるのに、今更こんなことでは驚かない」
正直、実力は佐倉の方が上だ。俺が魔法に慣れてないことを差し引いたとしても、戦闘という意味での経験に差がありすぎる。
だからこそ、そんな事を悟られないように軽口を叩き続ける。
「ベルカ式か……。今出ても大丈夫なのか?」
佐倉の使う魔法陣は正三角形の中で剣十字の紋章が回転している。俺の知識が間違ってなければベルカ式のものだ。
「……なんの話だ?」
それに対し佐倉は本当に何も分かっていないような反応を返す。
原作のことを知らないのだろうか? だとすると、原作に介入する理由は? そんな事を考えているのがいけなかった。
一瞬意識が飛び、俺は見事に宙を舞っていた。その後、思いっきり地面へと顔面ダイブを決めることになる。
「いくら苦手ったて、別に魔法以外で空を飛びたいとも思わないんだけどなぁ……」
『マスター、来ますよ』
冗談を言っている暇もなく追撃をしてくる佐倉の攻撃に対し、プロテクションを展開させることで応戦する。
「……お前は誰だ? ……こいつの仲間か?」
佐倉は展開されたプロテクションに対し剣を切りつけながら話しかけてくる。
現在、俺はバレないように声を変えているため俺が魔導師ということを知らない佐倉達に正体がばれる事はない。
「違うさ、ただ単にここを通りかかったらその子がやられてた。だから守っただけだ」
自分で言っててくさすぎるとも思うでっち上げの理由。
実際の理由としては、このままほかっておくと余りにも原作からかけ離れる可能性が有るから止めただけだ。
そもそもここは人の家の庭だというのに、通りかかってはそれ
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