第五百十五話
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第五百十五話 練習でも」
華奈子と美奈子はバンドの練習、モーツァルトのもの以外の練習をする中でもモーツァルトの話をしていた。その中でだ。
リーダーの梨花がその二人に尋ねてきた。その話題はというと。
「モーツァルトの話ね」
「うん、ちょっとね」
「今してるの
実際にそうだと答える六人だった。場所は学校の音楽室だ。そこを借りて演奏して歌って練習しているのだ。
その中でだ。こう言う二人だった。
「笛にどうアレンジしていくか」
「そう考ええててね」
こう梨花に話す。
「で、お話してるの」
「練習の合間にね」
「ううん、そうしてるのね」
「勉強して」
「うん、そうなの」
「二人でそうしてるの」
梨花も話がわかってきた。
「成程、そうなるのね」
「梨花ちゃんもやってるわよね。自分が運んで」
「うん。只あれよね」
梨花がまた言う。
「二人共だから」
「うん、それでこうしてしてるの」
「只練習あるのに?」
「やられたらやり返せっていうのか」
こうしたやり取りが連合中で起こっていた。それでだといいうのだ。
「わからなかっやらこうして頭で話して」
「そうしてなの」31
「わかったわ」
梨花は納得する顔で頷いた。
「二人共燃えてるのね」
「うん、火事にはなってないけれどね」
「熱中してるわよ」
二人はにこりと笑って梨花に述べる。
「もうかなりね」
「勉強してるから」
「頑張ってね。それじゃあね」
梨花も二人にエールを送る。そうしてだった。
二人は打ち合わせを続けた。その話は。
「で、フィガロの結婚の序曲はね」
「あれはもうちょっと工夫する?」
「サックスでの吹き方をよね」
「もう少しね。いい音が出る様に」
「そうしていくのね」
「それがいいと思うわ」
こうした話をしてだった。
華奈子と美奈子はこの日もモーツァルトだった。二人の頭の中はモーツァルトで一杯になろうとしていたのである。
第五百十五話 完
2012・8・13
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