第24話
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行が行われていますの。
まるで、わたくし達の行動を先読みしているかのようですわね。」
「・・・・・・」
初春は白井の推測に笑いながら否定しているが麻生はある推測が浮かぶ。
麻生は初春にある疑問を尋ねる。
「初春、風紀委員達が巡回する路地や時間などは全員で打ち合わせしているのか?」
「はい、全員で決めた後その資料を配るといった形ですね。」
「あともう一つ・・・・・」
「確かに可能ですけど・・・・」
「そうか、分かった。」
麻生はそう言って立ち上がり支部から出て行こうとする。
「何か分かったのですの?」
「まだ仮説の段階だ。
少し調べに行ってくる。」
そう言って麻生は支部を出て行った。
佐天達は喫茶店でくつろぎながら、おしゃべりをするなどして楽しんでいた。
すると、同級生の一人がある事件について話題を出した。
「最近、無能力者狩りって言うのが流行っているらしいよ。」
「何それ?」
「何か能力者達が無能力者を倒して、その倒した数とかを点数にしてその順位を決めるらしいよ。
一位になった能力者は賞金としてお金がもらえるらしいよ。」
「何かそれ最低だね。
能力をそんな事に使うなんて。」
佐天も同じ感想を抱いている。
そんな話をしても気分が悪くなるだけなので、別の話切り替える。
そして、外を見ると日も暮れ始めているのでそろそろ帰ろうと言う話になった。
さっきの無能力者狩りみたいな事件が起こっているので暗くなると何かと危ないのだ。
皆で帰っていると突然、男が佐天達の前に立ちはだかった。
「やぁ、こんばんは。」
優しく笑いながら佐天達に話しかけてくる。
同級生達は見た目はなかなかかっこいいので話しかけられて、少し浮き足立っているが佐天はその男の笑顔がなぜか怪しく感じた。
「君達、これから時間空いている?」
「え〜と、少しだけなら。」
「なら、これから僕達と一緒に遊ばないか?」
男がそう言うと何人かの男がいつの間にか佐天の周りを取り囲んでいた。
佐天達はとても嫌な予感がした。
そしてその予感が見事に的中する。
「遊ぶ内容は無能力者狩りっていう遊びなんだ。」
「ッ!?
皆、逃げるよ!!」
男の言葉を聞いて佐天は素早く行動する。
佐天の言葉を聞いてみんな佐天の後についていく。
周りは囲まれているが路地に入る道だけ開いていたのでそこに駆け込む。
男達は佐天達が路地に逃げられたのにも関わらず笑みを浮かべていた。
佐天に話しかけた男がポケットから携帯を取り出して誰かと通話する。
「ああ、予定通り路地に追い込んだ。
後はそちらで誘導を頼むぞ
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