第四百六十四話
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第四百六十四話 その頃の二人
華奈子と美奈子は二人でだった。部屋にいてだ。
そのうえでテレビでゲームをしながらだ。こんな話をしていた。
「そういえば今日タロとライゾウいないわね」
「そうね。タミーノとフィガロも」
ゲームをしながら話す。顔は画面を観たままだ。
その中でだ。華奈子は美奈子に言う。
「また外に遊びに行ったのかしら」
「そうみたいね。あの四匹仲いいから」
「あたし達姉妹の使い魔だからかしら」
華奈子は四匹の仲がいいのをこのことに求めた。
「それでかしら」
「そうだと思うわ。私達だってね」
「そんなに仲悪くないっていうか」
「仲いいと思うけれど?」
美奈子はこう双子の相方に返した。
「昔から喧嘩してもすぐに仲直りしてるじゃない」
「そういえばそうね。そうした意味だとね」
「仲悪くないじゃない」
「そうね。あたし達生まれた時からずっと一緒だし」
「双子の絆は強いから」
実際にだ。テレビを観ながらもだった。二人はゲームをしていく。そしてだった。
美奈子はだ。こう華奈子に言った。
「ねえ。今からね」
「今から?」
「お腹空いてない?」
双子の姉妹に尋ねることも忘れなかった。
「だから何か食べない?」
「あっ、実はあたしもね」
「丁度今だったのね」
「そうなのよ。そう言おうと思ってたのよ」
華奈子もだというのだ。お腹が空いてきてそれでだ。美奈子に対して何か食べようかとだ。こう言おうと思っていたところだったのだ。
それでだ。こう言う華奈子だった。
「やっぱりこういうところにね」
「出るわね」
「双子の姉妹だから考えることも身体の調子も」
「似るのよね」
二人で自然にだ。お互いを向き合ってだった。
そのうえで話してだ。食べるものはというと。
「チョコパイね」
「そう、あれね」
二人で言う。同時にだ。
そしてそのうえで二人でそのチョコパイを出してだ。そのうえでだ。
二人でだった。チョコパイを食べてゲームをしてだ。
そのゲームもだ。見事だ。
「よし、クリアしたわね」
「一人じゃ辛いゲームだけれどそれでもね」
「二人でやるとね」
「クリアできるわね」
微笑み合いそうしてだった。
二人で笑顔で次のゲームを出してだ。また仲良くプレイするのだった。
第四百六十四話 完
2012・2・6
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