高貴なる血の一族
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体に重力の重みがかかり、先ほどまでとは違って日の光が当たっているのがわかる。
どこからか鳥のさえずりが聞こえてくる。
そうか・・・・・・・、転移は成功か・・・・。
「目は覚ましたみたいね」
人の声・・・・、すぐ近くだな。
まさに今俺を間近で見ているのであろう距離だ。
神曰く、この世界で俺とともに暮らしていくのは、俺の家族だという。
感動の対面、とはいかないかもしれないが、少しだけ自分の家族がどんな顔なのかというのは気になるな・・・。
俺はゆっくりと目を開け、自分を覗き込んでいる家族の顔を見ようと思った。
「おはよう、そして久しぶりね私の弟」
そして俺はこう語りかけてきた人物の顔を見て、彼女の顔を見て驚愕で一瞬頭が真っ白になってしまっていた。
なぜなら、俺の家族であるという人物は・・・・・・・・・・・・・・・・
月人で月の頭脳、永遠の薬師、東方ｐｒｏｊｅｃｔの八意永琳だったからである。
「驚いたって顔してるわね」
「・・・・・しょうがないだろう。よく考えれば綿月の姉妹や鈴仙、八雲紫に妖夢や華扇がいたから心臓が止まりそうなほどでもなかったが、自分の姉が八意永琳だったなんて、な・・・・・」
よくよく姉の、永琳の顔を見れば自分の顔とかなり似ている気もする。
頬に十字傷があるかどうか。切れ目かどうか。
髪を束ねているかどうか。目立った違いはこの程度なんじゃないだろうか？
見れば見るほど自分たちがそっくりなのが分かる。
「なあ・・・・・なんて呼べばいい？俺はあんたとこれが初対面だし、三国時代に妹とかはいたが姉はいなかったんだ。なんて呼べばいいのかが分からない」
「そうね・・・・、『姉さん』かしら？『永琳』でもいいわよ？」
要は自由に呼べということか・・・・。
さっきまでは驚きでいっぱいだったが落ち着いてくると、いろいろと聞こうと思っていたことが思い出せてきた。
だが、その前に一つ聞かなくてはいかないことがある。
「なんで、俺の自我が芽生えたときに誰一人としてあの家にいなかったんだ？」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
だんまり、か・・・・・。
まあ、すぐに言ってもらえるとも簡単に答えてもらえるとも思っていなかったんだが・・・。
仕方がないか。
「まあいいよ。話す気になった時に話してくれれば」
気楽に待とう。どうせこれからは家族として一緒に暮らしていくんだ。
ところで・・・・・・。
先ほどから仙術でこの家の構造をあさってみたところ普通の二階建ての一軒家なのだが、俺たち二人以外にももうひとり家にいるらしい。
上手く隠しているみたいだが、その体が持っている気はもはや人間のレベルのものではない。
人間があれだけの量を内包す
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