第三百四十九話
[8]前話 [2]次話
第三百四十九話 気付いた双子
華奈子がだ。不意に美奈子に言ってきた。場所は二人の部屋だ。そこで学校の授業の勉強をしながらだ。美奈子に対して言ったのである。
「ねえ」
「何?」
「あたし達って占いは勉強してないわよね」
このことをだ。美奈子に言ったのである。
「そうよね」
「ああ、そういえばそうね」
言われてだ。美奈子も気付いたのだった。
「占いも魔女には必須だけれど」
「それでもまだよね」
「先生がまた教えてくれるわよね」
美奈子はこう華奈子に話した。
「そうよね、やっぱり」
「魔女の必須科目だしね」
それを華奈子も言う。
「じゃあやっぱりね」
「けれど何時かしら」
美奈子はそのことが気になるようだった。
「一体何時になるのかしら」
「もうすぐじゃないの?」
華奈子はここでは自分の勘に基づき話した。
「何となくそう思うけれどね」
「もうすぐかしら」
「あたしはそんな気がするわ」
「勘で言ってるでしょ」
「ええ」
その通りだとだ。双子の相方に話した。
「そうよ。けれど絶対に習うものだから」
「占いの内容まではだけれどね」
「それはまだわからないけれどね」
「それでも絶対に習うからね」
「ううん、じゃあ何を習うのかしら」
美奈子はその占いについて考えるのだった。
「タロットかしら。水晶球かしら」
「それとも他のかしら」
「占いっていっても色々あるしね」
「そうよね。具体的にはね」
「まあとにかくね」
美奈子はまた言った。
「私占いにも興味あるの」
「そうなの」
「だから。余計にね」
こう言ってだった。期待する顔になってだった。
「楽しみになってきたわね」
「あたしだと何の占いかしら」
「何が合うのかはわね」
「やってみないとわからないのよね」
こんなことを話した二人であった。二人がこんな話をしている時にだ。今田先生と今日子先生はお茶を飲みながら占いの話をしていたのだ。
第三百四十九話 完
2011・1・3
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ