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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十話 交渉
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ムキになる辺り、まだまだ子供という事なのかしらね。
私の息子も。
「エイミィ、士郎君のデータは?」
「えっと、赤い外套の子ですよね。この子はこれだけですね」
表示されたのはなのはさん達よりも遙かに少ない情報。
「魔法を使ってないので魔力値も不明ですし、わかったのは手に持っている質量兵器についてぐらいですかね。
この世界の拳銃、タウルス レイジングブル。
構造はリボルバー型で装弾数は五発から使用弾は454カスール弾か、500S&Wマグナム。
どちらにしてもこの世界の拳銃の中でも大口径かつ高威力のモノですね」
ずいぶんと物騒な武器ね。
そしてそれを使う事を想定している士郎君自身も。
「おそらく何らかの改造をしているのか弾が発射された時、魔力も測定してます」
「魔力を持った質量兵器……というわけね」
一般人でも魔導師と対等に戦う事が出来る武器。
それを持っているだけでも厄介といえるでしょうね。
それに武器を転送をさせただけと言っていたけど転送可能な武器にどんなモノがあるか見当もつかない。
「それだけじゃない。昨日と今日直接会って改めて思うけど、なのはととても同い年には思えない。
交渉だってかなり場馴れしてた」
「そうね。クロノと向かい合ってこんな拳銃を使っても平然としていたし、体もかなり鍛えて経験もあるんでしょうね」
それに大人でさえまともに扱えるか怪しいレベルの質量兵器を片手で平然と扱う技量に身体能力。
正体もわからない、得体の知れない謎の人物。
衛宮士郎という名前でさえ偽名の可能性はある。
少しでも情報がほしいところね。
そうとなると
「アースラに来てもらったら試験という事で模擬戦をしてみるのもいいかもね」
少しでも手の内を知るという意味でもこれは必要になるでしょうしね。
もっとも小声でつぶやいたためか、クロノとエイミィには聞こえなかったみたい。
それに士郎君と敵対する事が絶対にないと断言できない。
ならばクロノが士郎君と戦った場合に勝つことが可能なのか、勝てなくても応援を呼ぶ時間を稼げるのか判断基準は絶対必要となる。
だけど叶うのならば、あの子達と敵対することなくこの事件を終えたい。
side なのは
お父さんとお兄ちゃんとお姉ちゃんが裏山に出かけて、食器の洗い物も片付け終わった。
「大事なお話ってなに?」
「うん」
お母さんにしっかりと私の思いを伝えるために私は話し始めた。
ユーノ君に出会ってから今日までの事。
魔法の事など話せないことはあるけど話せることは全部話した。
「もしかしたら危ないかもしれないことなんだけど、大切な友達と始めたこと最後までや
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