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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十話 交渉
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私の思いや覚悟を」
俺を見つめる強い瞳。
覚悟は出来ているなら俺は何も言わない。
「そちらへの連絡はどのように行えばよろしいですか?」
「それはレイジングハートを通して僕が」
ユーノが行えるなら問題はないか。
「今晩になのはの両親の返事が出次第、ユーノよりそちらに連絡をします。
その後、そちらに転送していただく。
それでよろしいですか?」
「わかりました。それでは今晩連絡をお待ちしますね」
「よろしくお願いします」
話しあいはここで一旦おしまいとなり、リンディ提督とクロノは自らの船に戻って行った。
二人が海鳴からいなくなってから少し肩の力を抜く。
「なのは、管理局の船に行けるにしろ、行けないにしろ答えが出たら連絡がほしいんだが、どうやって連絡を取ればいい?」
俺は携帯など資金的な問題で持っていないし、固定電話もない。
ちなみに月村家とのやり取りは直接会ってやるか、学校ですずかを通して行っていた。
翠屋についても似たような感じだ。
「士郎は念話とかは?」
「そんな便利なものは使えないな」
ユーノの言葉に苦笑しながら答える。
こういうときは自身の魔術の才能のなさが悲しくなるな。
「じゃあ、これ。
私の携帯を貸してあげる。
答えが出たらうちから電話するから」
「了解。ありがたくお借りするよ」
なのはの携帯を借りて、なのはとも別れる。
そして、なのはの後ろ姿を見送る。
さて、近くの公衆電話から月村と高町家に連絡を入れないとな。
しばらくアルバイトに行けなくなるって。
そして、勘だが、なのはは来る。
なのはの覚悟がわかれば高町家の両親はおそらく背中を押してやるだろう。
俺はそれを信じて、荷物の準備をするだけだ。
side リンディ
ある意味私達にとっても悪くない話でまとまった。
切り札であるクロノを手札に残したまま、高い能力を持つなのはさんやユーノ君を使う事が出来る。
だけど一番の不確定要素は衛宮士郎君
「エイミィ、どうかしら?」
クロノとアースラに戻り、その足でエイミィの下に向かった。
エイミィには私達が地上に降りている間になのはさんや士郎君の、そしてもう一人の女の子の事を調べてもらっていた。
「あ、艦長、クロノ君、おかえりなさい。
白い服の子と黒い服の子の事はこの前の戦闘データから魔力値などはわかりました」
エイミィが操作をして、この前の戦闘映像とデータを表示する。
「二人ともAAAクラスの魔導師で、魔力だけならクロノ君を上回っちゃてますね」
「魔法は魔力値の大きさだけじゃない。
状況に合わせた応用力と的確に使用できる判断力だろ」
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