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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十話 交渉
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た二人にわざわざ確認することでもなかったのかもしれない。
ならば第二段階も完了。
で後残るは第三段階のみ。
「では私からの条件ですが、
一つ、私となのはとユーノと管理局は協力してジュエルシードの捜査すること
二つ、私となのはとユーノの緊急時の現場判断及び行動を認めること
三つ、魔術の知識、技術提供の強制の禁止
四つ、ジュエルシードの件が終わった後の私たち三人の身柄と自由の保障
この四点になります」
俺からの条件を提示する。
一つ目は今回の件があくまで協力体制であり、対等だとするもの。
二つ目は俺達という個人の力と管理局という組織の力では人数、機材共に管理局が圧倒する事が根本にある。
ならばジュエルシードの捜索では管理局に従った方が見つけやすいだろう。
だが管理局は組織であるがゆえにフェイト達よりもジュエルシードの封印、確保を優先する事が考えられる。
その時、俺やなのは、ユーノが優先するモノが管理局と違う場合に自由に動けるようにするためだ。
三つ目は協力するが俺の魔術の知識や技術提供を強制させないためのもの。
戦闘などを見られれば能力的な事はどうしても隠しきれない部分は存在する。
それらの情報から推測するのも質問するのも勝手だが、答えるのも答えないのも俺の自由というわけだ。
四つ目は今回の協力はあくまで期間的なものであり、今回の件以降の協力関係などについては別途話しあいという意味合いも含めている。
「二つ目の緊急時の現場判断及び行動を認めることということは」
「ああ、 基本的には我々は管理局の指示に従って行動するつもりだ。
人員も機材もそちらの方が豊富だ。
それなら管理局の指示に従った方が効率がいいだろう。
それにリンディ提督にとっても管理局員で今回動ける腕利きはいざという時に備えておきたいでしょうから」
恐らくは昨日のなのはとフェイトの戦闘に介入したことといい、今回リンディ提督の護衛をしていることといい、恐らくは今回のジュエルシードの件で動ける一番の腕利きはクロノだろう。
そうとなればクロノを表に出さず、いざという時の切り札としてとっておきたいはずだ。
「なら緊急時にも私達と行動した方が」
「私やなのはにとってジュエルシードと並行して、いや下手をすればそれ以上に優先する存在がいる」
俺の言葉になのはが眼を丸くする。
それに応えるように、なのはにしっかりと頷いて見せる。
それだけでなのはも俺の意思を感じ取ったのかしっかりと頷いてくれた。
「万が一の時に、管理局という組織として最優先のジュエルシードと私達にとっての最優先対象が共にある時、私達は私達のやり方をする必要があるという事だよ」
「ずいぶんと勝手ですね」
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