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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十話 交渉
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場所いる。

「海鳴市に管理局員の派遣は許可していただけませんか?」
「断る。魔術師の地に無関係の組織が我が物顔で動かれては面倒にしかならん。
 勿論、この会話を監視している監視機械の侵入も禁ずる」

 それに先ほどからこちらを監視している機械。
 何らかの形で監視していると思って周囲に意識を向けていて正解だった。
 迷彩で見えにくくなっているが目視出来たし、解析もおおよそできた。
 これならば結界を少し弄ればこの監視機械の侵入も感知できる。




side リンディ

 厄介なことになってきたわね。
 その中の極め付きが

「海鳴市に管理局員の派遣は許可していただけませんか?」
「断る。魔術師の地に無関係の組織が我が物顔で動かれては面倒にしかならん。
 勿論、この会話を監視している監視機械の侵入も禁ずる」

 これだ。
 サーチャーの存在もばれている。
 つまりここで手を引けばこのジュエルシードがある海鳴市には入ることができない。

 かといって士郎君をここで捕縛しようとすれば間違いなく戦闘になる。
 エイミィが私達が転送する前に確認して、腰のところに金属反応があることは分かっている。
 形状と大きさから昨日使っていたモノとは違うみたいだけど、隠し持つ事が出来るサイズだから威力が弱いなんて断言できない。

 それに戦闘になった場合、クロノがバリアジャケットを纏い、デバイスを構える前に彼が腰の武器を抜き引き金を引く事は難しくないだろう。
 そして、士郎君は宣言通り躊躇わない。
 この話し合い、私達の負けね。




side 士郎

 しばらく何か考え事をしていたリンディ提督だが

「士郎君の条件は何ですか?」

 そう言葉を紡いだ。
 つまりは

「その言葉、私とジュエルシードの件に関して協力関係を結ぶと判断してよろしいですね」

 俺と手を組むことを意味する。

「はい」

 俺の問いにリンディ提督がしっかりと返事をする。
 これで海鳴市において管理局と対等の立場を得ることができた。
 第一段階は終了。
 ここからは第二段階だ。
 といってもこちらはリンディ提督たちではない。

「なのは、ユーノ、二人はどうする?
 ここで手を引いて全てを忘れるか?
 それとも命が危うくなるかもしれない非日常に居続けるか?」

 俺が確かめねばならないのはなのはとユーノの意思。
 俺の問いかけに

「私は忘れることなんてできない。
 私は……一緒に戦いたい。
 フェイトちゃんとちゃんと話をしたい」
「僕も忘れたくなんてありません。
 ほんの少しでも手伝いたいです」

 二人は迷うことなく、俺の眼を見つめ、答える。
 覚悟ができ
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