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真剣で私に恋しなさい!     これはひとりの仙人無双
随分と面倒なことに・・・。
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彼の者は戦場の神である。
真紅に黒字で書かれた曹の牙門旗が天高く翻るだけで対した敵は恐れおののき、自らの不運を嘆いた。
知で並ぶ者はひとりとしていない。
馬を駆けさせ速さ、持久力で並ぶ者は一人としていない。
その圧倒的な武力に並び立つ者はいない。
その統率力はまるで王のようである。
彼の者がいるだけで戦を行うことも不可能ではなかった。
刃は一薙ぎで数十もの首を狩り、一突きで鋼鉄をも貫く。
振り下ろされた真紅の十字槍は地をも砕いた。
有名な戦は攻めの戦が主であるが、得意としたのは守りの戦であった。
彼の者が守れば、彼の者の思い通りに動いた。
敗北こそあれど、負けはなし。
ただあるのは実質的な勝利のみである。
民から好かれ、戦場を駆けた。
項羽を超えたと言われる大陸最強にして最高の英雄である。

















「こんな感じでどうかの?」
「いや、何がだ・・・・・・・・・」
光に飲み込まれた後、俺の思った通り神こと糞爺
「いやわしは本当に神なのじゃが・・・・」
・・・・・、神こと糞爺
「無視か!!」
無視だ無視、で糞爺に以前あった白い空間へと移されていた。今回は八雲紫とその師匠の薬師出雲はいないらしい。まあそんなことは置いておくとしても、送られた直後に、空が燃え、文字の形を作り、先ほどの文面を見せられたのだが・・・・・。
誰のことを言ってるのかは分かる。
完全に俺のことだ。
だがしかし、なぜ自分のことを簡単にまとめた文章を見せられるのかが理解できない。
いいや、それは違うか。はっきり言えば理解したくないんだろう。先ほど華琳たちにも言ったように、おそらく俺は100年以内に帰ることができるはずだ。
こう強制的に呼ばれた以上、もう一度転生せよ。という事態以外に想像はつかない。
そして、この文面はおそらく俺の過ごした三国志。いいや真・恋姫✝無双の世界で後世において俺についてまとめられた文章なのだろう。
どことなく飛んでいる気がすることから、まとめられた中から重要な部分のみを抜粋したことが想像できる。
「すこし聞くぞ?俺の想像があっているかどうかの確かめだ」
「ふむ、だいたいわしもおぬしが何を聞きたいのか想像がつくが・・・・・言ってみい」
「俺はもう一度転生するために呼ばれた。これはあっているな?」
これが違えば俺の想像は根本的に間違っているということになるから1から呼ばれた理由、そして先ほどの文面を見せられた理由を考え直さなくてはいけなくなる。
どう答える?糞爺・・・・・・・。
「そうじゃの、お主の読んだ通り、わしはおぬしを転生させるためにここに呼んだ。あの光に触れればここに呼ぶことができるからの」
やっぱりあの光はここへの強制召喚の術か
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