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とある星の力を使いし者
第22話
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だろうと、風の術式による高速移動だろうと一方通行(アクセラレータ)には関係ない。
突然、一方通行(アクセラレータ)の地面が爆発する。
麻生は地面の成分を変換させ一方通行(アクセラレータ)の周りの地面を爆発させたのだ。
それをくらっても一方通行(アクセラレータ)は傷一つなく立っている。

「もう終わりか?
 ンなら今度はこっちの番だな。」

一方通行(アクセラレータ)が地面を優しく蹴ると、そのベクトルを変換させ巨大な衝撃波に変える。
麻生は横に飛ぶことでそれをかわすが、飛んだ方に何本のレールが飛んで来たのだ。

「オラオラ!!
 オレの楽しみを奪ったンだからよォ、ちっとは楽しませてくれやァ!!!」

麻生は飛んでくるレールを避ける動きをしない。
むしろ正面から立ちふさがる。
自分に飛んでくるレールを正面から受け止める。
その衝撃で麻生の両足の地面が軽く吹き飛ぶが、気にすることなく飛んでくるレールに視線を送る。
麻生はそのレールを片手で振り回し飛んでくるレールを全て弾き飛ばす。

「お前、面白れェ能力だな。」

その光景を見ていた一方通行(アクセラレータ)は余裕の表情をしている。
一方通行(アクセラレータ)の反射の壁を打ち破るのは上条の右手だけだ。
その上条は今は動く事が出来ない。
一方通行(アクセラレータ)に恐れるモノは何もないのだ。
麻生はレールを捨てると高速移動はせずに走って、一方通行(アクセラレータ)に向かって行く。
左手を握りしめ一方通行(アクセラレータ)の顔面、目がけて拳を振う。
それを見た一方通行(アクセラレータ)はつまらなさそうな表情をする。

(最後の手段がこれかよ。
 少子抜けだな。
 さてどうやってコイツを)

その先を考えようとしたが出来なかった。
なぜなら、麻生の拳が一方通行(アクセラレータ)の反射の壁を越えてきたからだ。
麻生に殴られ身体が吹き飛び地面に転がる。
訳が分からない。
一方通行(アクセラレータ)はそう思いながら立ち上がる。

(どうなってやがる!?
 あいつもさっきの奴と同じ能力を持ってやがンのかァ!?)

先程の余裕の表情から一転、驚愕と困惑が混ざった表情に変わる。

「なぜ反射の壁を越えてきたか、それが分からないのだろう?
 なら、教えてやる。
 俺の能力を使って拳の周りだけ一時的に物理的法則を捻じ曲げただけだ。」

「なンだと・・・・」

一方通行(アクセラレータ)は麻生の言っている事が理解できなかった。
この星が誕生してから物理的法則などは全て決まっている。
それを捻じ曲げる事など不可能だ。
だが、麻生の能力に常識などと言った物は全く通用しない。

「俺の能力を言っていなかったな。
 俺の能力は「|星《
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