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とある星の力を使いし者
第21話
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操作も例外ではない。

「面白ェ、何なンだよその右手は!」

小刻みな右の拳を何度も顔面に浴びた一方通行(アクセラレータ)は、がむしゃらに手を伸ばしながら叫ぶ。
それもたやすくかわされ、上条は右の拳を作り一方通行(アクセラレータ)の顔面へと突き刺さる。
今まであらゆる攻撃を反射してきた一方通行(アクセラレータ)には、目の前の攻撃が「危ない」と分かっていてもそれを「避けよう」という動きに結びつかない。
ただがむしゃらに両手を振って追いかけるその姿は、大人に軽くあしらわれている小さな子供にしか見えない。
その事実は一方通行(アクセラレータ)が一番分かっているからこそ耐えられない。
学園都市最強のプライドがギシギシと音をたて崩れていく。

「クソ、クソォ!クソォオオオオオオ!!!」

一方通行(アクセラレータ)は足元の運動エネルギーを最適化させ一気に接近する。
だが・・・・

「何だ、ちくしょう。
 何だってオマエにはただの一発も当たンねェンだよ、ちくしょう!!」

速度を得た所で狙いが先読みできれば簡単に避ける事が出来る。
勝負は決していた。
上条が小刻みに与えたダメージは今まさに蓄積していた、うたれ弱い学園都市最強の能力者の足を殺しつつある。
かくん、と一方通行(アクセラレータ)のヒザから力が抜けた瞬間、ゴッ!!それまでにない上条の「本気」の拳が顔面に突き刺さる。

「「妹達(シスターズ)」だってさ、精一杯生きてきたんだぞ。
 全力を振り絞って必死に生きて、精一杯努力してきた人間が・・・何だって、テメェみてぇな人間の食い物にされなくっちゃなんねぇんだよ!!!」

上条の言葉を聞いて一方通行(アクセラレータ)は思う。

(生きてる?何言ってだンだ?)

この時、無風状態だったこの列車の操車場に風が吹いた。

(アイツラは人形だろ?
 そう言ってたじゃねェか。
 力がいる・・・コイツを黙らせる力。)

一方通行(アクセラレータ)はその風を感じ取るとかのように左手を上げる。

(いや、理もルールも全てを支配する・・・・絶対的な力がッ!!!)

その瞬間、轟!!と音を立てて巨大な大気の渦が一方通行(アクセラレータ)の中心に、直径数十メートルに及ぶ巨大な破壊の渦が歓喜の産声を上げた。

「くかきけこかかきくけききこかきくここくけけけこきくかくきくこくくけくかきくここけくきくきこきかかッ!!!!!!!」

その暴風に上条は糸も簡単に飛ばされ折れた風力発電のプロペラの支柱に勢いよく、ゴン!!!と音を立てぶつかりそのまま地面にうつ伏せに倒れ動かない。
その様子を見ていた、美琴は信じられないような表情をしていた。

「空気、風、大気、あンじゃねェか目の前のクソをブ
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