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対決!!天本博士対クラウン
第二百四十五話

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           第二百四十五話  ファンネルオールレンジ
 六人と使い魔達の結界に今度は。ファンネルが来た。
「ファンネルまであるの!?」
「予想以上ね」
 華奈子と美奈子はそのファンネルを見てあらためて身構えた。
「本当に何でもありね」
「そうね、本当に」
 しかしであった。彼女達はもう怯んではいなかった。
「それならね」
「もっと結界をよ」
「ええ」
 華奈子は美奈子のその言葉に頷いた。
「わかってるわ。それじゃあ」
「とにかく攻撃はまだ続くから」
 ファンネルだけでは終わらないというのだ。
「だからね。ここはね」
「守り抜くのね」
「敵の攻撃が出尽くしてからよ」
 それからだというのだ。
「その時にやるわよ」
「わかったわ。それじゃあね」
「踊って演奏して」
 まずはそれであった。
「そうして歌ってね」
「結界を維持して」
「とにかく様子見よ」
 美奈子は真剣そのものであった。
「守り抜いてね」
「そういうことね。それにしても」
 華奈子は今はそのファンネルを見ていた。
「凄い数のファンネルね」
「ファンネルだけじゃないわ」
 美奈子はそれも見ていた。
「見て、華奈子」
「!?あれは」
 美奈子が指差したそれは。有線式の兵器だった。ファンネルに似ているがそれとはまた違う、そうした兵器も出て来ていたのである。
「インコムまで」
「しかも一種類じゃなくて」
 インコムも複数あるのであった。
「違うわね、ビットだったわ」
「リフレクタービットね」
「そういうのまで出してきたの」
 華奈子は険しい顔になっていた。
「どうやら」
「本当に色々あるわね」
「そうね、感心するわ」
「それだけ重武装ならそれこそ」
「あれ一機あったら世界を征服できるわよ」44
 華奈子の今の言葉はあながち間違いでもなかった。
「冗談抜きでね」
「じゃあそれを凌げればね」
「あたし達も本物ってことね」
「そういうことよ」
 二人だけでなく皆敢然と向かっていた。まさに本気のバトルであった。


第二百四十五話   完


                  2009・12・11
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